昨日ダイヤモンド富士を見ようと房総半島に出かけた。
この日沈むダイヤモンド富士が見えるのは、千葉県の内房にある明鐘岬付近。
東京湾フェリーの金谷港の南にあり、近くに鋸山がある。
この明鐘岬には岬の喫茶店がある。
その喫茶店を目指して行った。
東京湾アクアラインから館山道を走り、途中海岸沿いを走る一般道を走っていると小さな喫茶店の看板が目に入った。
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この奥にその喫茶店があった。
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この喫茶店は「音楽と珈琲の店 岬」という。
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森沢明夫の小説「虹の岬の喫茶店」のモチーフになった喫茶店。
その後吉永小百合主演の「ふしぎな岬の物語」として映画化された。

まさにその名の通り岬の突端にポツンとたたずむ一軒の喫茶店である。
映画に関する写真などが店内に飾られている。
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店内からは目の前に浦賀水道、三浦半島が見渡せる。
ダイヤモンド富士が見えるまではまだ時間があったので、海を眺めながら珈琲を飲んだ。正面に富士山が見えるはずなのだがこの時は見えなかった。
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少し場所を変えてダイヤモンド富士の撮影に向かった。
太陽が傾きかけ浦賀水道に光の帯が出来ている。
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この日は一日雲一つない快晴。気温もぐんぐん上昇。風もなく穏やかな一日であった。
その一日の締めくくりなのだが、房総半島からは日没間近になっても富士山の姿は見えない。
水平線上には深い靄がかかっていて富士山の視界を遮っている。
ここから富士山までは直線距離で約101km。
手前に東京湾、浦賀水道、その向こうに三浦半島、その向こうに相模湾がある。こうした海水面が靄の原因なのだろうか。
春はこうした現象が多い。

さて、太陽がいよいよ富士山にかかる時間となった。
富士山の姿は見えないままである。
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やがて太陽が富士山の山頂にかかった。
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徐々に山頂に沈んでいく様子は撮影できた。
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よくこのような時は、太陽が沈んだ直後に富士山の姿が現れることもあるが、この日は結局見えなかった。
しかし夕日は確実に富士山の山頂に沈んでいった。
私には頭の中でここに富士山の姿が想像できた。

これもダイヤモンド富士の一つとする。