先週末の土曜日、忍野八海を訪れた。
世界文化遺産に登録された富士山。それを構成する一つでもある忍野八海。
河口湖と山中湖の中間に位置する。

忍野八海を訪れるのは私の記憶では三回目となる。
前回は三年前の夏であった。

忍野八海は私の好きな場所である。
そこには日本の原風景が感じられ、私自身の原風景にも思えるからでもある。

東京から車で約1時間30分。
到着したのは午後4時頃であった。

天候は曇りで、富士山は雲に覆われ、残念ながら富士山の姿は望めなかった。
しかし、桜はちょうど見ごろを迎えていた。

忍野八海は富士山の雪解け水が長年かけて濾過されその伏流水がこの地湧き出て八つの池を作り出している。

最もにぎわっているのがここの池とお土産屋のあたり。
しかしこの池は人工の池で個人の所有である。
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茅葺の水車小屋と桜。
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湧池。
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濁池。
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お釜池。
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隣接する榛の木資料館に入ってみた。入館料300円であるが、ここにはさらに原風景を見ることが出来る。
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ここの広い池も人工のものである。
池の中には多くの鯉が泳いでいて、100円で餌を買って食べる姿をしばし楽しんだ。

水車小屋の水車は実際に回っていて、小屋の中では臼に入った穀物が搗かれていた。
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この大きな家は、実際の民家を資料館にしてあり、中には多くの展示物がある。
中の造りは昔のままで懐かしさがある。
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資料館の敷地内にある底抜池。
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ここの池の水と流れる川の水は澄んでいてとても綺麗である。

忍野八海の桜はこの日はまだ満開前で、まだ蕾も見られた。
これから満開になり、週末からゴールデンウィークにかけて楽しめるようである。

富士山は見ることは出来なかったが、懐かしい風景、原風景と桜の姿を楽しめた。

この時思ったのであるが、私の原風景はこの忍野八海の風景と重なるものがあり、それは子供のころの記憶にあるものでもあるが、今の子供が大人になった時の原風景とはどんな光景であるののだろうかと。
改めていい時代に、いい場所で生まれ育っためぐりあわせに想いを巡らせた。