昨日の朝、明治神宮に行った。
是非明治神宮に行こうと思ったある理由があった。

最近は神社仏閣によく行く。別にそれが好きなわけではないが、伝統行事などが行われるのはそうしたところが多い。
宗派や祀られている人や物にはこだわらないが、わが信条として絶対に行きたくない神社はある。

それはともかく、明治神宮といえば、初詣の参拝客が日本一、横綱の奉納土俵入りなどでも有名。
明治神宮は明治天皇、昭憲皇太后を祀る神社である。
その明治神宮は正式には、本殿のある内苑、絵画館、神宮球場などがある外苑、明治記念館からなる。
一般に明治神宮といえば内苑をいうことが多い。
その内苑は、木々に覆われ、自然豊かな明治神宮の杜といわれる。
その広さは約70万㎡。東京ドーム約15個分という。

明治神宮には以前勤めていた会社で毎年新年に合同参拝があり、毎年来ていた。
参拝を済ませるとすぐ帰るので、じっくり散策することはなかった。

今回は少しじっくり歩いてみた。
朝7時過ぎに原宿駅から南参道を通って本殿に向かった。
入り口には鳥居がある。明治神宮には多くの鳥居がある。
イメージ 1

少し歩くとまず目に止まる、日本酒の酒樽。
奉納されたものの酒樽。
イメージ 2

反対側にはワインの樽が。フランスブルゴーニュ地方のワイン。
イメージ 3

そして大鳥居。
この大鳥居は明神鳥居で木造の鳥居では日本一という。
その高さ12m。柱の間9.1m。柱の直径1.2m。一番上の笠木の長さ17メートル。原木は台湾産の樹齢1500年の檜。
イメージ 4

イメージ 5

本殿前の鳥居。向こうに本殿。
イメージ 6

ここから参拝する。初詣の参拝の風景がよく映されるが、それはここで参拝しているのである。あの人の多さに比べたら雲泥の差。
ここで私の今日来た目的は達成された。それについては改めて。
イメージ 7

この奥に神殿があり、合同参拝の時にはまさにその神殿の前で参拝が出来た。
イメージ 8

本殿の隣にある神楽殿。神楽殿では神職の祈願と巫女の舞う神楽舞が奏される。
イメージ 9

本殿前にある二本の大きな楠。夫婦楠といわれる。明治神宮が創建された時に植えられた。
イメージ 10

イメージ 11

帰りは北参道を歩き代々木駅に向かった。
改めて自然の豊かさを感じさせる。
朝の静寂の中に、玉砂利を踏む音が響く、そしてカラスの鳴き声、鳥のさえずりが神宮の杜に響き渡る。
イメージ 12

イメージ 13

イメージ 14

代々木駅方面の北参道口。
イメージ 15

明治神宮の開門、閉門時間は日の出、日の入り時刻により季節によって変わる。
この日は開門5時40分、閉門5時20分であった。

ゆっくりと思ったものの、実質滞在時間は約1時間。まだまだ見るべき自然や歴史もある。参拝だけではもったいない明治神宮である。

さて明治天皇が即位したのが慶応三年、1867年。
今年は明治150年ということになる。
そして明治神宮が創建されたのが大正9年、1920年。
2020年に創建100年を迎える。