夏の夜空を彩る風物詩といえば花火大会。
中でも東京の隅田川花火大会は最も有名な花火大会ではないだろうか。
隅田川の二つの会場から打ちあがる花火は20,000発。約100万人の人出でにぎわう。
その隅田川花火大会に行ってきた。
今年は7月25日に開催された。
わたしは今回が初めてである。

隅田川花火大会は今年で38回目。
意外に新しいと思うが、1978年(昭和53年)に今の名称で復活した。
そもそもの起源は江戸時代にさかのぼる。
1732年(享保17年)、飢餓で多くの死者が出て、また疫病も流行した。
時の将軍・徳川吉宗は多くの犠牲者の慰霊と疫病退散を祈って、隅田川で水神祭を行った。その時両国橋周辺の料理屋が花火をあげたことが隅田川花火大会の由来とされる。
また隅田川の川開きの行事として、「両国川開き」の名で1961年(昭和36年)まで花火大会が行われていた。しかしそれは諸事情により中断を余儀なくされたのであった。
そして1978年(昭和53年)に今の「隅田川花火大会」が復活し、今ではそれは夏の一大娯楽イベントとなっている。
もともとは死者送る弔いの火だったのであった。

打ち上げ会場近くの浅草周辺は大混雑が予想されたので、少し離れた場所で撮影しようと思い、上流の方に行ってみたのであるが、そこも開始前から多くの人が陣取っていた。
結局白髭橋をさらに上流に行った隅田川沿いで撮影することに。
ここからは第一会場の花火が少し遠くに見えた。

白髭橋から下流を望む。多くの屋形船が出ていた。
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私がいた場所も多くの見物客と川のフェンス沿いにはカメラの三脚をセットした人が並ぶ。
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午後7時すぎ花火が上がり始める。
ここからは東京スカイツリーと花火のコラボレーションが楽しめた。
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フィナーレを飾った花火。
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この日花火が打ちあがる間は風はほとんどなく、花火の煙で花火が隠れてしまう。
本来花火を見るにはできるだけ風上から見るのが適しているのであるが、私のいた場所はやや風下であった。

8時30分に終了し、浅草方面に歩いた。
昼間の猛暑がまだ残り、帰る人混みで暑さがさらに増す。
駅周辺はなかなか進めない。
暑さとイライラ。
夏の風物詩とはいえ、やはり人混みはわたしには耐えきれない。
隅田川花火大会は私には今年で十分だ。