東京では今年は春一番が吹かなかった。
しかし春は着実に訪れている。

今日、いつものように埼玉にあるゴルフ場を訪れ、近所にある施設の庭園を散策してみた。
そこには春を感じさせる花々があった。

白い花を咲かせた大きな木。
木蓮の花。
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しだれ柳とその花。
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片栗の花。
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タンポポの種。
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水仙。
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ソメイヨシノはまだ蕾の状態。
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しかしきれいに咲いている桜があった。

河津桜。
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サクランボができる桜の木。
名前を聞いたのであるが忘れてしまった。
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庭の池にはカエルの卵が。
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ぽかぽか陽気の中、目と肌で春を感じながら、ある歌が浮かんでくる。
春を歌った歌は童謡・唱歌をはじめ数々あるが、春のおとずれを感じさせる歌謡曲で私が好きな歌がある。そしてこの時期聴きたくなる曲。
小柳ルミ子が歌った曲でその名もそのまま「春のおとずれ」。

小柳ルミ子は1971年「私の城下町」で歌手デビュー。この曲が大ヒットしその年のレコード大賞最優秀新人賞を受賞する。
翌年の「瀬戸の花嫁」も大ヒット。今も結婚式の歌としても歌い続けられている。
この当時天地真理、南沙織と「三人娘」と言われ、1970年代の初めを代表する女性アイドルとなる。
「春のおとずれ」は1973年の2月に発売された。
作詞山上路夫、作曲森田公一。
その前の曲ほどのヒットはしなかったものの、私はこの歌が好きなのである。
詞の内容も、曲調もほのぼのと暖かく、まさに春のおとずれを感じさせるのである。
そしてこの当時の小柳ルミ子の若々しく、のびやかで透き通った歌声が印象に残る。
さすが宝塚音楽学校を首席で卒業しただけはある。


春のなぎさを あなたとゆくの
砂に足跡 のこしながら
はじめて私の 家にゆくのよ
恋人がいつか 出来たらば家へ
つれておいでと 言っていた父
夢に見てたの 愛する人と
いつかこの道 通るその日を

お茶をはこんだ 障子の外に
父とあなたの 笑う声が
聞こえて来たのよ とても明るく
幸せなくせに なぜ泣けてくるの
母のほほえみ 胸にしみたわ
帰るあなたを 見送る道は
おぼろ月夜の 春の宵なの



小柳ルミ子   「 春のおとずれ 」