いまが旬の果物といえば、柑橘類。
中でも最もポピュラーなものはみかん。
果物売り場の多くを占めるみかん。
そんな中目立たず、ひっそりたたずんでいるのがキンカンである。
 
私がもっともよく食べる柑橘類はやはりみかんであるが、みかんは食べだすといくらでも食べてしまうので最近は遠慮しがち。
 
そこで今注目しているのがキンカン。
キンカンは小粒で食べごたえがなく、しかも高いイメージがあったのでこれまであまり食べなかった。
先月ちょっと風邪気味でのどの調子を壊した時、キンカンがのどにいいといわれていたので試しに買ってみた。
キンカンは唯一皮ごと食べることが出来る柑橘類。
食べてみるとこれがなかなかおいしいのである。
皮の独特の食感がまたいい。
私は果物は食べられるものは皮ごと食べる主義。
リンゴ、梨、柿など。
ずぼらだからではない、皮に栄養がついているように思え、もったいないと思うのである。
みかんの皮を乾燥させたものは、陳皮という漢方薬にもなる。
 
果物は四季折々の旬があり、それが季節感を与え、またそれぞれの季節に応じた役割もある。
夏は水分補給、秋から冬はビタミンC補給といったように。
 
キンカンの旬は1月から3月といわれる。
今店頭に並んでいるキンカンは温室、ハウス栽培のものが多い。
今日買ったキンカンも鹿児島産のハウスもの。
少し粒の大きいのものが12個で450円であった。
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果物売り場では目立たない存在のキンカンであるが、街の中では案外目にすることが出来る。
近所の民家にキンカンの実の生った木を見つけた。
食用というよりは観賞用の庭木の一つのようである。
この時期あまり花もないのでこうした果実は目を引く。
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この冬はキンカンが新たな私のビタミン補給源となりそうである。