私がやっている書道会は、

短歌•俳句•寸言などが仮名の課題に出されます。


今月は短歌。


東風吹かばにほひおこせよ梅の花

あるじなしとて春をわするな


菅原道真公の歌です(受験生がんばれ!)


お手本はこう



では、墨をすります。





仮名は細筆で書くので、

墨の量は少しでいいのです。


漢字を書く時は

墨もある程度の量をすらないといけないので

時間がかかります。


ちなみに、墨は力を入れて

スピードを上げて擦ったら

早く濃くなるものではありません。


静かに、“の”の字を書くように擦ります。


筆は、細筆を使います。

今日はこれ



まずは、手本通りに



何枚か書くうちに


なんか、ちがう風に書きたーい!


そんな欲求が出てきて、手本とはちがう書き方にチャレンジ



違いが、わかるでしょうか。


構成だけでなく、字も変えてみました。



○の中の字が変わっています。


変体仮名と言って、同じ発音を持つものでも

いろいろな字を使うことができます。


たとえば、「い」という字を表す(書く)場合、

「以」「伊」「意」「移」などの文字が

使えます。


こんなふうに、仮名は構成を変えたり、

文字を変えたり、自由度が高いので

よりオリジナルな書き方ができて

おもしろいですよニコニコ