あの人に渡すまでわたしの一部になってたCartierのボールペン。


突然現れた今日がさよならだと思ったのに。


笑顔で同じボールペンをポッケから取り出したあの人。


びっくりして。
照れくさくて。


『そっちの新しいのが欲しい』


『それは体の代わり。僕の代わりに守ってくれるから。』


ね?ぷれいぼーいらしい言葉でしょ?


なんて。


ありがとう嬉しかった。


ヤキモチをやいたあの人。


他の人と笑っていたわたしに少しも笑顔見せず帰ろうとした。


いつも優しい笑顔を向けるあの人。


だからちょっと怖かったよ。


もしかしたらヤキモチ焼いてるふりなのかもしれない…


それでも嬉しかったんだ。


その数時間前。


自分の友達と自分を比べて、
『僕もいつも優しくばかりしないで冷たくしてみようかなぁ』


って話してたから。


ヤキモチじゃない気もするけど。


『自分はたくさんの女の子とデートしてるでしょ』


『アホちゃう?』


『嘘つき』


『証拠は?』


『携帯の中』


『携帯ないよ~』


『そこのポッケの中にあるでしょ!』


いつものくだらない言い合い。


疑いを必死に抑え込もうとしてた頃のわたしにはできなかったこと。


だから。


今の関係がいいのかな。

お守りのボールペン。


苦しめるボールペン。


に、なるかわからないけどねニコニコ