現実には絶対無理。

想像なら、

いい?

一緒にお酒飲みたいね。

わたしの言葉に、

嬉し過ぎて不気味な笑い方になったり。

会いたいね。

疑いしか持たない心なら、

騙される幸せなばかをつらぬきたかった。

戻りたくない。

ただ、

笑顔が見たいんだ。

たまたま見た。

万葉集の一文。

恋する相手をただそっと見るだけでいい。

そんな内容の一文。

見るしかない今。

わたしはそれがいい。

あの人の親友Yさん。

あの人と一緒にいた頃、
いつもわたしをからかって、

苦手な人。

でも意外な一面を知ってからちょっと苦手じゃなくなった。

わたしはいつまであの人にとって特別でありたいって願ってる?

Yさんに偶然会って、

びっくりした顔で立ち止まって、

またからかうようなニヤニヤしながら近づいてきた。


でも。

昨日は目が合ったのに気づかなかった。

わたしのこと忘れたって顔してた。

それはつまり。
あの人との会話からわたしの名前が消えたってこと。

でしょ?

増え続ける女の子、
自分にもう恋してない相手を思い出す暇はない。

それでいいの。

そうじゃなきゃ困る。

あんなに聞きたくなかった言葉、

『お前都合いい女だったもんな。』

そんな言葉でいいから。
またYさんにニヤニヤ近づいて欲しいって思うわたしは…

あの人に何を求めてるんだろう。

特別でありたいって。

特別ってなんだろう。

都合のいい女からの昇格なんて。

望むべきじゃない。