あの人の親友Yさん。
あの人と一緒にいた頃、
いつもわたしをからかって、
苦手な人。
でも意外な一面を知ってからちょっと苦手じゃなくなった。
わたしはいつまであの人にとって特別でありたいって願ってる?
Yさんに偶然会って、
びっくりした顔で立ち止まって、
またからかうようなニヤニヤしながら近づいてきた。
でも。
昨日は目が合ったのに気づかなかった。
わたしのこと忘れたって顔してた。
それはつまり。
あの人との会話からわたしの名前が消えたってこと。
でしょ?
増え続ける女の子、
自分にもう恋してない相手を思い出す暇はない。
それでいいの。
そうじゃなきゃ困る。
あんなに聞きたくなかった言葉、
『お前都合いい女だったもんな。』
そんな言葉でいいから。
またYさんにニヤニヤ近づいて欲しいって思うわたしは…
あの人に何を求めてるんだろう。
特別でありたいって。
特別ってなんだろう。
都合のいい女からの昇格なんて。
望むべきじゃない。