小さな背中に背中をくっつける。

早朝、6時。 寝ぼけながらベッドの中で5才の都杏子が話し始める。

” パパ。算数って知ってる? 足したり引いたりするやつ。”

” 知ってるよ。なんで?”

“ トアコ、120才まで生きる。”


この時、おれも寝ぼけていたがハッとして何を言いはじめたんだ?
5秒くらいいろんな事を考えて聞いた。

” なんで、そんなことおもったの? ”

” トアコ、120才まで生きればずっとパパとママと一緒にいれるから。”

そのまま、また夢のなかへ戻ってしまう。

” そうだね。とあこの言う通りだ。”

想像力で夢を飛ぶ。