
大切にしていた僕のチャンプRSが盗難にあったのは、高校3年生の夏休みでした。
部活の後、友達と遊んで夜の8時頃家に帰ろうと、いつも停めている市役所の駐輪場へ向かった。
しかし、在るべき所にバイクがない!
そんな筈は無いっ!と思い、よ~く見てみたが、やっぱりない!!(汗)
無断で停めていたので、移動させられたのかとも思ったが、友達のバイクは在る…。
そして、隣に1台分のスペースが空いている…。
「盗られた!」
頭の中が真っ白になった。
厳しい現実を目の当たりにし、頭を抱えてその場にしゃがみ込んでしまった。
(人間って、本当にこんな絵に描いたような行動をとるんですね…。僕だけ??)
いつまでもそんな事はしてられないので、現実に立ち向かおうと周りを見てみると…、
不自然な停め方をしている1台の自転車が目に付いた。
屋根もない所に横向きで、鍵すら掛けていない。
さらにカゴの中には鞄が入れっ放しになっていた。
~もう時効なので~
とりあえず、この自転車で家まで帰ろうと思い、近寄って鞄の中に手を入れてみた。
「弁当箱」と「汚いいタオル」と「保険証」が入っていた。
「保険証!?」一応中身を確認すると、家族構成は4人。
16歳の男の子が居るようだった…。
その日はそのまま帰宅。(笑)
翌日、後輩に聞いてみると、
こちらの16歳の彼は、ちょくちょく悪戯をしているらしく、話には聞いた事があるとの事。
さらに、「じかむすび たつと(直結達人)」の異名を持つ少年である事まで判明した。
そのまま10人位で家に押し掛け、自供してもらいました。(僕もあの頃は若かった!)
両親もいらっしゃったので事情を説明し、保管場所へ同行して貰う事に…、
空き地の生い茂った草むらから、変わり果てた姿の「チャンプRS」が出てきた時は、何だか複雑な気持
ちになりました…。(悲)
そして☆の親父さんが、土下座して謝り私に言った。
「あんちゃんスマン事をした!新車にして弁償するさけ~許したってくれっ!
何でも好きなバイク選んでも~て構わん!お店にはオッちゃんから連絡しとくさけ~!のっぉ!?」
もちろん即答でした。
翌日チャンプRSを購入したYSPに行き、僕が名前を言うと、
「伺ってます。待ってましたよ~♪」
と言われ、出たばっかりの「TZR50」を2秒で選び帰りました。(笑)

新車で269000円。
馬力はクラス最大7.2馬力!!
もちろんクラス(学校の)でも最速!!
(寒っ…)

乗り出し30万位だったと思いますが、後にも先にも値段を見ずにバイクを買った(?)のは、これが最初で最後ですね。
上の画像は、「TZRと僕。」貴重なたった1枚の写真です。
もっと写真撮っておけば良かったな…。
なぜなら、TZRも長く乗る事はなかったからです…。