退院。 | 独国奮闘記2

退院。

正月もあっという間に過ぎ去りましたが、皆さんはいかがお過ごしでしたか??


わたくし事ですが、わたくしのブログなのでわたくしの報告を。



実は昨日の1月3日に喉の手術を受けた。


昨年に行われる予定だったもので、大学院、チームなどの関係から年末年始でスケジュールを組むしかなく、こんなタイミングとなった。


ということで、この2日間の報告を。



まず1月2日に病院に電話し、翌日の手術の時間などを確認。


朝7時半に病院に来いととのこと。


そして夜は22時以降は飲食禁止と伝えられた。



1月3日、早朝に病院へ到着、看護婦さんにいきなりお腹に注射を打たれる。


そして部屋へ案内され、ガーゼの下着と背中開きの手術着に着替えるように指示された。


着替え終わったら睡眠薬を飲まされ、そのままベッドで寝ているように、とのこと。


手術後、入院せずに夜には帰れるかもしれないと言われていたので、看護婦さんに何度も質問するも、「医者に聞いて」の一点張りで分からず・・・


そのままin Dream...


ふと気がつくと、同室になったイラク人の家族が出たり入ったりしてた。


手術は寝ているうちにされると聞いていたので、「あ、もう終わったのか。すげぇなまったく気付かなかったわ」なんて呑気に思いつつ、さらに眠りに落ちた。


と、気がつくとベッドが動いてる。


二人の看護婦さんに押されながら移動中。


「なんだ、やっぱまだだったのか。というかオレ意識あるぞ、大丈夫か??」と思っているうちに手術室へ。


そこで初めてお医者さんらとご対面。


でも睡眠薬のせいで、どうも意識がはっきりしない状態。


「手術台に移って」と言われ、モソモソと移動。


「じゃあ今から麻酔をするわね」と言われ、「あ、今から麻酔するのね」と思わず。


「事前にサインしてるでしょー」とちょっと怒られた。


いやいやそういう意味じゃなくて、と思いつつも左手の甲にブスっと。


その間に身体は台に固定され、動けなくされてた。


あ、、、左手がいてぇ・・・と思ったのもつかの間、そのまま気を失いました。。



次に気がついたのは病室。


「あぁ、なるほど、確かに寝ている間にやられたな」と思いつつも、身体はまだ麻酔のせいで動かない。


一瞬目を覚ましただけで再び眠りに落ちていった。


手術は午前中(おそらく10時ころ)だったんだけど、ようやく起きれたのは夕方の4時半ころ。


途中、一度医者が来て「調子はどう?」なんて聞いてたけどオレはウワのそら。


他にも何か言ってたけど、はっきり言ってぼーっとして全く理解できないまま、また寝ちゃった。



麻酔が切れ、体が動くようになったので、看護婦さんに着替える許可をもらい、スウェットに着替えた。


横では19歳のイラク人が鼻の手術を終え、家族に囲まれてた。


とりあえず着替えを済ませ、小便をし、ベッドに帰還。


そこで気がついた。


「あ、声が全く出ない」


かすれるというレベルではなく、まったく出ないのだ。


ヒソヒソ声しか出来なかったので急に不安になった。



横の家族はお兄さんを残して一時帰宅。


そのお兄さんが話しかけてきたのでその後ヒソヒソ声で談笑。


戦争が原因で9年前にドイツに逃げてきたそう。


「アメリカは石油のために戦争を仕掛けてきたんだ、俺らは何もしてないのに」って漏らしてた。



その後、夕食を食べた際に「退院したい」と看護婦に告げたが、入院しなくてはいけないとのこと、今夜は帰れないのか、とガッカリ。


それでも散歩の許可をもらい、徒歩10分の自宅に一時帰宅。


本なんかをピックアップし、再度病院へ。



戻ったら早速注射。


なんのためか知らんけど、そしたらまた眠くなっちゃって。。。


20時くらいにまた寝ちゃった。



気がついたのは0時半。


横では豪快ないびきでイラク人が爆睡中。


そういえばお兄さんが言ってた。


「こいつのいびきはかなりやばいぞ」と。


うむ、納得ですよ。


その後、目がさえちゃって、いびきもすごくて4時過ぎまで寝れなかった。



夜中のハプニングもあった。


彼がフラフラとトイレに入ったんだけど、小便したあと、ドタドタっと音がして。


中で何か言ってる、というか助けを求めてる。


中を覗くとそこで大の字で彼が倒れてるじゃないか。


急いで看護婦を呼んだんだけど、どうやらまだ彼は起き上がっちゃいけなかったみたい。


貧血みたいな感じになったようで。


まあそんなこんなで朝を迎え。



朝はいきなり7時半くらいに“教授の回診”。


白い巨塔はドイツにもあるのね、と言わんばかりにゾロゾロとお供を従えて入ってきて、「調子はどうだい?」とオレに質問。


「・・・(はい、いいです)」声、出ませんから。


「彼はどこをオペしたんだい?あぁ声帯か、じゃああとでもう一度検査して退院ね」とのお言葉。


さすが大先生、患者を全く把握していないが、簡単に指示してさよなら。


うーむ、白い巨塔恐るべし。



その後検査を受け、「まだ腫れているから声は出ないけど、ゆっくり回復しますから」ということで退院許可。


朝食を食べて着替えを済ませ、ようやく退院。



いやぁ、健康って大事だなぁ、と。


そして声って大事だなぁって。


今こうやってブログを書いてるけど、実際は全くしゃべれない。


電話も出れないし、人と会話出来ない。




でもさ、こんな経験もそうそう出来ないよね。


外国で入院したこと、手術を受けたこと、そして声を(一時的だけど)失ったこと。


想像ではなく、実際に体験経験することで感じることってホントに多い。



オレは幸いすぐに退院できたし、声も回復する(はず)。


世の中にはそうじゃない人も少なくないわけで。


そういう人たちの気持ちを少しでも知ることが出来たし、そして改めて健康の大切さを感じることが出来た。




何はともあれ、とりあえず自宅静養。


寝まくったので眠くはないが、ゆっくりしようと思う。



長くなりましたが、オレの2008年27歳はこんな感じでスタート。


2008年の皆さんの健康もお祈りしてます。



今日はいい天気。


それだけでちょっと幸せ。



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