僕らは、あまりに悲惨な人達を見て、気を取り戻すのに少し時間がかかった。そして、誰からというわけでもなく、それぞれが
『行こう、赤い地球の人たちの所へ、きっと、何か知っているよ。この人達を、助けなきゃ』って、
『行くよ』って、僕が言うと
『そうしよう、もう少し、頑張って』って、誰も聞いてはいないってことは、みんな知ってはいるんだけれど、思わず口から出てきた言葉を残して、赤い地球人さんたちの元へ向う。
この国の人達のことは、寄せ付けなかった赤い地球人たちが、住んでいるところに僕らは、何の抵抗もなくスムーズに入ることが出来た。そこでは、僕らのことを、赤い毛をした猫さんと赤い毛をした犬さんから聞いた、赤い地球人の親子が一緒に出迎えてくれた。
『本当に天界から、来た猫さんたちなのね。男の子が二人』って、赤い毛をした猫さんが、第一声を
『本当だったんだ。猫や犬の言うことが正直、信じられなかったんだけれど、ここにこうして、入って来ることが出来たんだから、間違いなく天界から、来たんだ。そして、男の子が二人』って、男の人が言った。
『初めて、ここに人や、猫や犬と違う猫さんや犬さんが、そして、女の子に男の子が二人、お父さん、お母さん』って、女の子が
『そうよね、男の子が二人、どっちなのかしら』って、女の人が
『こんなに大勢で来るとは、犬が二頭もいる。そして、男の子が二人』って、犬さん
僕らは、一通り赤い地球人さんたちの言うことを聞いてから、お互いの簡単な自己紹介をしあった。
赤い地球人の、男の人は、お父さんでお父さんって呼ばれていって、女の人は、お母さんでお母さんって呼ばれているんだって、その名前がないんだって。名前があるのは、女の子だけで彼女の名前は、『フューチャー』って言って、年はずっと眠っていたので分からないんだって。でも、見た目は、愛ちゃんや空君よりも年上で、ホープ君よりは、年下のような感じだと思う。それから、僕らは、ここに来るまで、赤い毛をしているのは猫さんだけだと思っていたんだけれど、猫さんも犬さんも毛が赤かったんだ。そして、二人の名前は、そのまま猫と犬なんだ。
赤い地球人さんたちの、第一声の中の男の子が二人って言うのが、気になったので
『あの、男の子が二人って、みんな言っていたけれど、空君とホープ君のことで、何かあるんですか』って、僕らが聞くと
『王子様』って、少しハニカミながら、そして嬉しそうに、フューチャーちゃんが
『王子様』って、僕らは言いながら、空君とホープ君を見たし、空君とホープ君はお互いを見合った。
つづく