レッドポイズンでいっぱいだった花園が、真っ白いスズランの花でいっぱいになって、人間の心が創りだしたモンスター達が、続々とこの花園に集まってきて、空君たちも青い地球に帰ってくる。
『元ちゃん、いいんだよ、もっと嬉しそうな顔をして』って、ストーンさんが
『でも、ストーンさんは、淋しくないの、兄妹なんでしょ、モンスターとガーディアンさんたちは』って、僕が聞くと
『元ちゃん、ガーディアンもモンスターも、本来は、この世に存在しない生き物だったんだよ。それが、ここに眠ることが出来たんだから、自分達が存在したことを、ホープによって永遠に語り継がれていかれるようになったんだから、あのまま地上でモンスターが人間によって、増殖していたとしたら、この花園さえも無くなってしまっていたわけだから、そして、永遠にモンスターは、悪のレッテルがついたまま、ガーディアンとも戦い続け、勿論、元ちゃんたちとも、戦い続けなければならなかったわけだから。そして、結果的には、二つの地球は消滅してしまい、万事急須っていうことになっていただろうから』って、ストーンさん
『私達は、猫たちに感謝している。だから、絶対に地軸を元に戻して、私達を静かに眠らせて』って、心臓を飲むモンスターが言った。
僕は、立ち直りの早い猫だから、悩むことは止めにすることにした。
『みんなが、そう思ってくれるのなら、僕は、みんなの花園を守るためにも、絶対に地軸を元に戻すことを誓います』って、僕が言うと、あっち、こっちっから
『頼んだぞ』『自分達の眠りを無にしないでくれ』『猫、いつか自分達を天界に連れて行ってくれ』『地球を守ってくれ』って、いろんな声が聞こえてきた。
そして、その中でこんなことを言ったモンスターがいた。
『私が、ここで深い眠りについたころ、天界に入ることを拒んでいる子供達は、素直に自分達の死を認めることだろうから。そうしたら、傷つけられた体、心を癒してあげて、何の罪もない子どもたちの蝋燭の炎を消した、親、大人、友達を許せるほどの愛情を、あの子達に注いであげてほしい。自分で蒔いた種なのに、こんなこと頼め無いのは分かっているけれど、あの子達は、本当に可哀そうな子達だから、どうか救ってあげて』って、
『勿論、マザーも、キャットマザーも、ドッグマザーも、あの子供達のことは、すごく心配している。僕らが、地上に来た理由の一つには、あの子達のこともあったから。良かった、あの子達が天界の中に入ってくれれば、体も心も癒されるから、そして、愛する心をまた持てるようになるから』って、僕が言うと
『良かった。これで、私は、眠りにつける。ありがとう』って、その声の主は言った。
『自分は、戦争の大好きな人間の心の中で生まれて、その子孫に代々受け継がれてきた。でも、ここで深い眠りにつくことで、しばらくの間は、戦争が休戦するだろう。ただ、あの人間は、自分でモンスターを生み出すことが出来るから、気をつけろ』って、言ったモンスターがいた。
『僕がそんなことさせない』って、ホープ君が
『頼んだぞ、ホープ』って、声が返って来た。
つづく