ホープ君が、僕の方を向いて
『元ちゃん、どういうこと。おじさんとレッドポイズンが、泣いているの。それとあの集まっているモンスター達は、本当にモンスターなの、心臓を飲むモンスターも、目を覚まして、あの中にいるけど目が違うよ、優しい目をしている。どうなっているの』って、聞いてきた。僕が、返事に詰っていると、
『きっと、平和に暮らせるようになったから、やさしい目になったんじゃないのかな』って、愛ちゃんが、少し不安そうに
『もしかしたら、元ちゃん、花園に咲く白いスズランの花って、モンスターにとっては、幸せの花にはならないの』って、リッちゃん
『でも、それじゃあ、どうして、あの花をホープ君のおじさんもレッドポイズンも、他のモンスター達も受け入れようとしているの。やっぱり、幸せになれるんだよ』って、アッちゃんも、少し不安そうに
『ああ、なんか、様子がおかしい。僕は、何か間違えてしまったのかな』って、僕が言うと、ストーンさんが
『いや、間違えてはいない。彼らは、全てを受け入れたんだよ。彼らは、これから、ここを白い花でいっぱいの花園を創るんだ。そして、その花園を永住の地にすることは間違いないよ。そして、その花の一本一本に彼らの魂が移るんだ』って
『それって、モンスターが花に姿を変えてしまうってことなの』って、僕が聞くと
ストーンさんは、返事の変わりに、うなづいた。
『ねぇ、じゃあ、おじさん達は、死んでしまうっていうこと』って、ホープ君が言うと
『ホープ、そうじゃない、死んでしまうわけではない。自分達のモンスターは、ここで深い眠りにつくんだ、確かに二度と起きることのない眠りだが、それは悲しむことではない、二つの地球にとっては、特に青い地球にとっては、生まれ変われるチャンスの時だ、もっと嬉しそうな顔をしていいんだ。本来、自分達モンスターのいない地球は、正しいんだから、もう二度とモンスターを作り出してはいけないんだ、分かったか。人間の心の邪悪さが、モンスターを創る、このことを決して忘れるな、自分達を、白い花の花園で、静かに眠らせてくれ。自分達は、人間の心の中で、長く生き過ぎてしまった。もう、終わりにしなければ、これ以上人間の心の中にいると、モンスターの自分達が、人間に食われてしまう、まあ、人間によって生み出されたんだから仕方がないと言えば、仕方がないが。人間は、いかに恐ろしい生き物か、ホープ、お前はこれから、その人間になって生きていくんだぞ、泣くな。強く生き、お前の子孫に、モンスターのことを語りついでくれ。自分達が、ゆっくりと眠れるように、決して死んでしまうわけではないから』って、おじさんが
『おじさん・・・』って、ホープ君
つづく