僕は、みんなの『行こう』っていう言葉に、大きくうなづいて
『うん、行こう。みんな、僕の周りに来て。アッちゃん、リッちゃん、死体はきれいに隠れたね。みんな、準備は、いい。行くよ』って、僕は言うと、頭の中に眠りの中で彷徨っていた湖を、思い浮かべた。
ちょっとだけ、着地に失敗をしてしまい、みんなは
『元ちゃん、失敗した。痛いよ』って、
『痛いのは、僕も一緒だよ』って、僕も訳のわかんないことを言う。
ともあれ、眠りの中で見た湖に来ることは出来た。
『間違いなくここだよ。僕が、見た湖は』って、僕は言う、そしてモニターを見ているメカニックさんに
『メカニックさん、モニターに出ている湖ってここ?』って聞くと
『ああ、そう、モニターに、今みんなが映っている』って、メカニックさん
『島がない』って、ぼそっと愛ちゃん
『じゃあ、島って、パワーモンスターの一部だったのかな』って、リッちゃん
『それじゃあ、僕らも、湖に入ってパワーモンスターを捜さなきゃいけないの』って、アッちゃん
『それと、湖の中にいるからなの、パワーモンスターのパワーを感じないんだけれど』って、エンジェルさん
『うん、僕も、何も感じないよ』って、ホープ君
『やっぱり、湖に中を捜すしかないか』って、ストーンさん
『いや、きっとパワーモンスターは、僕らのことを、どこかから見ていると思う、僕らが捜しにいかなくても、僕らが動き出すと絶対に気配を出すと思う』って、僕
『それって、ここに来たのは、僕らの姿を見せるため』って、ホープ君
『そう、こっちが捜すよりも早いから』って、僕
『ホープ君、これから先は、僕のことを抱いていて欲しい』って、僕が言うと
『そうだね、僕らは心を一つにしなければいけないんだものね。でも、元ちゃん、結構ずっしり来るんだよね』って、ホープ君が言うと、エンジェルさんが首に巻いていたストールを外して、ホープ君に三角巾のように結んで、僕を腕の変わりに入れて
『ほら、これなら少し楽でしょ。それに動きやすいと思う』って、
『酷いな、僕ってそんなに重い』って、僕が言うと、みんなクスクス笑うし
『これから、どこに行くの』って、愛ちゃん
『ホープ君の足が向くまま』って、僕が言うと
『うん、僕と元ちゃんは、今、心が一つになり始めている。そうだよね』って、ホープ君。
ホープ君のその言葉が、パワーモンスターに聞こえたような気が、僕らの近くに、今まで無かったような空気が、あの見えないパワーが感じるようになってきた。
みんな、そのことには気がつかない振りを上手くしている、特に愛ちゃんは
『リッちゃん、愛ちゃん、疲れました』って言って、リッちゃんの背中を催促して乗っかってしまった。そして、リッちゃんの耳元で
『重たいの感じる』って、小さな声でささやいている。
つづく