僕は、すっかり忘れていた隊長さんに頼まれていた休暇届っていうの、どうしようかなって思ったら、ストーンさんが
『それなら、私がなんとかしましょう。一応、地中に住んでいても人間だし、青い地球のことなら、何でも把握してるから、任せてください。こういう時には、電話をするんですよ』って言って、ストーンさんは、慣れた感じでモニターの前にあるキーボードを叩いて、操作し始めた。
エンジェルさんとメカニックさんは、いつもの作業って感じでしか見ていないんだけれど、僕らはみんな、ストーンさんが何をするのかが分からないので、首をかしげながら、アッちゃん、リッちゃん、僕、愛ちゃんって並んで見ていた。
そうしたら、これと言ってかわった事ではなく、ストーンさんが隊長さんの物まねをして、『風邪をこじらせて、熱が下がらないので、数日休ませてください』って、隊長さんの所属している部署に電話をしたんだ。ちょっとだけ、不思議だったのは、ストーンさんが物まねをしたというよりは、キーボードが物まねをしたっていう感じかな。
隊長さんの休暇届は、無事に済んだので、一安心。
『リッちゃんは、大丈夫なの』って、愛ちゃんが
『僕は、大丈夫、あんまり言いたくないけれど、最近は、自分で歩いて散歩っていうよりは、お父さんやお母さんに抱っこされているほうが多いから、フラフラしていても気が付かれないと思う、あとは寝ているし、ご飯は気に入ったものしか食べないのと、朝はおいしそうに食べていたので、夜もどうって出されるとフンって、食べなかったりして、だから、抜け殻の僕とは気が付かないと思う』って、少し小さくなって、リッちゃんが言った。
『駄目だよ、リッちゃん、ご飯は、ちゃんと食べないと体力が落ちちゃうから』って、僕は、リッちゃんの兄として、少し強く言った。
リッちゃんは、叱られてしまったって顔をして、少しいじけた顔をして見せた。
『二人は仲が良いのね。猫と犬なのに』って、エンジェルさん
『長く一緒にいたから、リッちゃんは、体は大きいんだけど、可愛いだ』って、僕が言うと、リッちゃんは、ニコってしながら、僕の鼻に自分の鼻をクンクンってしながら、タッチさせて甘えてきた。
『仲の良い兄弟だってことは、分かったから、姿の見えないモンスターをどうするかだよ。なんかいいアイデアがあるの』って、アッちゃん
『もしかしたらっていうのが、一つ』って、僕
『あの、ここには、地上の飲み物なんかありますか』って、僕が聞くと
『ああ、何でも、必要なものを言ってくれたら、なんでも用意できるよ』って、ストーンさん
『じゃ、一つお願いしたいものがあるんです』って、僕
つづく