僕らは、ママとキャットマザーとドッグマザーと一緒に、地上を見ていた。あまりの残酷さに、目を背けなるような場面が幾つも見えてくる。
愛ちゃんが
『ママ、もう見たくないよ。これは、酷いよ。子供が可愛そうだよ』って、泣き出した。
『愛、これから、あなたたちは、この残酷さを実際に見ることになるんです。ここで目を背けてしまったら、地上で苦しんでいる子供達を救うことは出来ません。ここからでは、どうしてやることも出来ないです。あなたたちだけが、頼りなんです』って、ママ
『まだ、始まったばかりですよ、これから、もって酷い場面を見なければいけないのよ』って、ドッグマザーが言った。
『もっと残酷なの、僕も愛ちゃんの気持ちが分かる。そして、地上の世界は、以前よりも、もっと酷くなっている』って、空君
『こんな場面を、僕は闇の世界を彷徨っている時に、いっぱい見た』って、僕
『えっ、ほんとうなの』って、アッちゃんが聞いてきた。
『うん、もしかしたら、僕がいた暗闇の世界って、モンスターの世界だったのかな』って、僕が言うと
『いいえ、それは、人間の世界の暗い部分を彷徨っていたのでしょ』って、キャットマザーが、地上の世界を見ながら言った。
『これから、地上の世界は、どうなっちゃうの』って、愛ちゃん
『今度の場面は、地震だよ。なんか、地球の中心が揺れているように見えるけれど』って、空君が心配そうに言った。
『空、よく見て、揺れているように見えるのではなく、地球の中心がずれてしまっているのです。それを元に戻さなければ、もっと大きな地震が起きることになるでしょう。そして、多くの人間が、亡くなることになるでしょう』って、ママ
『多くの人間って、今見ているのは、外国だけど、日本でも起きるんですか。そうしたら、僕の家族も力ちゃんも、みんな、ああ、被害に遭うことになるかもしれないってこと』って、空君は自答自問するみたいに言った。
『そうならないようのするのが、あなたたちの仕事よ』って、ドッグマザー
『いったい、どれから始めるといいですか。だって、さっきのお爺さんやお婆さんも、それに銃を持った子供達も』って、僕
『子供達から、始めて欲しいのです。そうしないと、天界の入り口で固まっている子供達が中に入って、安住できないので、早くあの子達を楽にしてあげないと、全ての痛みから解放してあげなければ、そうすれば、あの子供達の中にモンスターの化身になってしまった子供がいても、救うことが出来るので、お願いしますね』って、ママ
『そう、一人の子も、消滅させたくはないから』って、キャットマザーとドッグマザーが、目に涙を浮かべながら、僕らに訴えた。
つづく
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嬉しいのと悲しいの、淋しい、情けない、そんな入り混じった感じです、パラリンピック。あんなに頑張ったのに、報奨金が集まっていないんだって、寄付でまかなうんだって。健常者よりもいろいろな面で、お金掛かるのに。健常者のメダリストには、ちゃんと出るのに。縦割り縦割りって、どこか変ですよね。