たっちゃんに、問題ありそうなのって言われて、孝ちゃんが

『うん、もう、そろそろ、僕もガンちゃんも進学のことを考えなきゃいけないんだ。これが問題だよね、ガンちゃん。そうだ、僕とガンちゃんだけじゃないだろう、たっちゃんとさつきだって、高校進学、決まったのかどこにするのか』って、逆に、頭の痛い質問をされた。

『孝ちゃん、今は、僕が先に質問したんだら』って、たっちゃんが頑張る

『うん、要するに入りたいっていうのと入れるっていうのは、大きな違いがあるわけで、こっちが一方的に、ここの大学に入りたいって言っても、いまいち頭が無理っていうか、今のままじゃ・・・』って、孝ちゃんが言うと

『ええ、孝ちゃんでも、そんなこと思うんだ。だって、いっも上位の成績なのに』って、さつきちゃんが言うと

『田舎の小さな町で、成績がよくても、全国ってなると駄目なんだ。高校間では、なんとかなっていたけど、大学は・・・』って、孝ちゃんが言うと

『おじさんやおばさんは、当然、後を継いで欲しいんだろ』って、ガンちゃん

『ああ、僕もそのつもりではいるんだけれどさ』って、孝ちゃん、そして

『ところで、ガンちゃんは、どこの大学受けるんだよ。決まった』って

『まだ、就職してもいいんだけれど、お袋は、どうしても大学、入って欲しいって。親父も、やっぱり、これからは、大学出ていないと駄目だって。親父は、学歴で結構嫌な思いをしているみたいだから、妙な説得力あるんだ』って、ガンちゃん

『大変だね』って、たっちゃんが言うと

『お前らも、そんなのんびりしている場合じゃないんだぞ』って、ガンちゃんと孝ちゃんが、たっちゃんとさつきちゃんに言った。

『ああ、ねぇ、じゃあ、尚ちゃんは、高校に行っていないの』って、さつきちゃんが聞くと

『人違いじゃなければ、定時制に行ったらしいんだけれど、すぐに止めたって』って、孝ちゃん

『そうなんだ。親の離婚でも、さつきとは随分違ってくるな』って、ガンちゃん

『お爺ちゃんもお婆ちゃんも、高校だけは出してやるからって』って、さつきちゃん

『けどさ、会いたいな、僕、尚ちゃんに』って、たっちゃん

『うん、友だちだからね』って、みんなして


          つづく