アッちゃんが、

『ここからだと次は、愛ちゃんのおまちかねの天使ちゃんところにちょっと寄って行こうか。その後に院長さんのところに行こう』って、言うと

『うん、それがいい。天ちゃん、随分大きくなったでしょうね』って、愛ちゃんがいきなり、お姉さんになった感じで言ったので

『アハハ、すっかりお姉さん気分だね、愛ちゃん』って、空君が言うと

『いいさ、愛ちゃんは天使君の名付け親だし』って、アッちゃんが言う

『そうよ、愛ちゃんは天ちゃんのお母さんだもの』って、アッちゃんの背中から落っこちそうなくらいに胸を張った。

天ちゃんの家に着くと、天ちゃんは朝お姉さんと夜お姉さんにサンドイッチにされてにされて、気持ち良さそうに寝ていた。

まだ、お母さんもお姉さんも仕事から帰っていないんだ。

なんだか、この寝ている姿を見たら、愛ちゃんは天ちゃんを起こして話をするのが気が引けたみたいだ。だって、本当に幸せに満ちた寝顔なんだ、時々二人のお姉さんたちのおっぱいのあたりをブミブミしながら、楽しい夢でも見ているみたいに笑っているんだ。そんな風にまだまだ子供なのに、体は朝お姉さんや夜お姉さんたちよりも大きくなっている。愛ちゃんは、アッちゃんと空君のほうを見て、口びるに指を当てて

『シー』って、そして天ちゃんの頭そおっと手を当てて、心の中で

『天ちゃん、愛ちゃんたちは天界に帰るけれど、ずっと天ちゃんのこと愛ちゃんたちは、見守っているよ。みんなとずっと仲良くね、そしてお姉さんのこと幸せにするんだよ。お母さんの言うこともきいてね』って、言い終わると愛ちゃんは

『もう、いいよ』の代わりに、指でOKを

天ちゃんが、目を明けて周りを見渡して、首をかしげながら

『愛ちゃん』って言った時には、もう愛ちゃんたちは、動物病院のゴールデンレトリーバーの院長さんのところに向かって、飛び出していた。

『天ちゃん、大きくなっていたね。三人の中で一番大きかった。みんなに可愛がられているのが、よく分かるね』って、アッちゃんが言うと

『天ちゃんのお姉さんみたいに、捨てられている猫さんや犬さんのこと、育ててくれる人がいっぱいいるといいね』って、空君が言うと

『世の中が暗くなってくると、いつだって弱いものが捨てられるから。愛ちゃんも・・・』って、その言葉にアッちゃんが

『愛ちゃん、愛ちゃんのお母さんは、愛ちゃんを捨てたんじゃなくて、育て方が分からなかったんだ。今は違うよ、天界で愛ちゃんの無事を祈っているよ』って

『見えてきたよ。院長さんの病院』って、空君が


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