『リッちゃん』って、愛ちゃんがリッちゃんに声をかけると
『フフ、僕は大丈夫だよ。愛ちゃん、空君、元ちゃんのこと頼むね。無事に天界に連れて行ってね。僕には分かるんだ、元ちゃんの消えるはずのない第二の蝋燭の炎が、消されかかっているのが。復活させるには、天界のママやマザーの力が必要なんだと思う。完全に消える前に、元ちゃんを・・・助けて』って、リッちゃんが言うと
『分かっているよ』って、愛ちゃんと空君が
『リッちゃん、僕、毎日、元ちゃんの様子を夢の中で報告するね。僕らは仲間だから、いつも一緒だよ』って、空君が言うと愛ちゃんも負けじと
『愛ちゃんも、リッちゃんが昼寝している時に報告しに来るね。リッちゃん、いっつも昼寝しているから、愛ちゃんといっつも一緒だよ』って、
『リッちゃん、良かったね。僕らみたいないい仲間がいて、僕もこの二人が報告に来ていない時を見計らってくることにする』って、アッちゃんも
みんなの話を聞いていたら、明かない僕の目から透明の涙が、僕の白い毛の上を一筋つたわっていった。
『見て、元ちゃんの目から涙が、元ちゃん聞こえているんだよ』って、空君が
『ほんとう、本当だ。元ちゃん、僕らの話が聞こえているんだ。よーし、愚図愚図なんかしていられない。リッちゃん、僕らは今夜出発する』って、アッちゃんが言うと
『アッちゃん、愛ちゃんたちどこからどうやって帰るの』って、愛ちゃんが
『来たところから、帰るんだよ。星のお墓から、僕の背中に乗って』って、アッちゃんが言うと
『僕、星のお墓まで送っていくよ』って、リッちゃん
『うん、それまで僕らは、みんなにありがとうを言ってくるよ。空君、愛ちゃん行くよ、さあ、背中に乗って』って、アッちゃんが言うと、空君と愛ちゃんはすかさず
『うん、行って来るね。リッちゃん、元ちゃんのこと宜しく』って、リッちゃんに
二人とも、アッちゃんの心配りがよく分かったので、家を出たあと愛ちゃんが
『リッちゃん、偉いね。頑張っている』って、ぼそっと言う
『元ちゃんに元に戻って欲しいから、元ちゃんのこと大好きだから』って、空君
『うん、あの二人昔から仲良しだったから、出発までの間二人きりにしておこう。空君も愛ちゃんもありがとう』って、アッちゃんが言うと
『みずくさいな』って、二人して。そして愛ちゃんが
『ねえ、愛ちゃんは、天界に戻ったら、きっとお母さんに会えると思うの。でも、アッちゃんも空君も、そんな風には行かないんだから、みんなにお別れを言いに行く前に、二人のお母さんたちに、何か会いに来たよって印を残しに行こう』って
アッちゃんも空君も、そんなこと思っていなかったので、愛ちゃんの心遣いが嬉しくて
『ありがとう』って言って、空君は愛ちゃんをギュって抱きしめ、アッちゃんはグルグル回りながら空高く飛んで、急降下したり体で嬉しさを・・・
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