リッちゃんは、お父さんやお母さんの前では、いつもと変わらないリッちゃんでいるように勤めていたけれど、僕らがいるに間ずっと仮死状態の僕のことを気にしていて、ゆっくり寝ることもなく僕のそばから離れようとしないので、アッちゃんは頭を痛めた。だって、このまま僕の家にいると、リッちゃんが体を壊してしまいそうだから、それは人間の目から見ると感じるところまで行っていなくても、アッちゃんの目には明らかに分かるから。
それで、アッちゃんは、考えた末にリッちゃんが散歩に出かけている時、相変わらず仮死状態の僕に寄り添っている空君と愛ちゃんに
『ねえ、二人に相談があるんだけれど』って、話しかけた。
二人は、不安そうな顔でアッちゃんのほうを向いて、同時に
『相談って、なあに』って、
『うん、他でもないんだけれど、元ちゃんをこのままにしてはおけない。もう、僕らの力では、元ちゃんを元の戻すことは出来ない。分かるだろ、それとこのままここに居ると、リッちゃんの体が弱ってしまう』って、アッちゃんが言うと
『リッちゃんの体が弱ってしまう。嘘だ、リッちゃんゲーム機の中から帰ってきてから、病院で検査をしたりしても問題がないって、それに食欲もいっぱいあるし、まあ、相変わらず階段の上り下りは駄目で、おじさんやおばさんが抱っこしているけれど、ほかは平気だよ』って、空君が言うと愛ちゃんも、そうそうとうなずいている。
『あのね、これはいくら空君や愛ちゃんが、天界の住民でも分からないんだ。それは、僕ら動物にしか、分からないことなんだ。リッちゃんは、自分で気がついているんだけれど、元ちゃんのことが大好きだから、ずっと側にいたいから元ちゃんの意識が戻らなくても』って、アッちゃんが言った
『元ちゃん、元に戻らないの、愛ちゃんたちは、もう一度蝋燭の炎は消えているんだよ。もう、消えるものなんかないんだよ』って、愛ちゃんはアッちゃんに泣きながら言った。アッちゃんは、困った顔をして優しく
『だからね、僕らが元ちゃん連れて、天界に帰ろうと思うんだ』って
『天界に帰ったら、元ちゃんの意識戻る、元気になる?』って、空君が
『分からない、分からないけれどリッちゃんの蝋燭の炎を消すことは出来ない。それは、空君も愛ちゃんも分かるよね』って、アッちゃん
アッちゃんにそう言われると、二人とも返す言葉がなく、うつむいてしまった。
『でも、そのことなんてリッちゃんに話すの。リッちゃんは、自分で元ちゃんを元に戻すんだって言っていたよ』って、愛ちゃん
『それは、僕がリッちゃんに話すから、いいんだ。そうじゃなくて、二人とも賛成してくれるよね。天界に帰るの』って、アッちゃんが
『また、元ちゃんが元気になったら、来ることできるものね。愛ちゃんはいいよ、天界に帰って。愛ちゃん、リッちゃんには一日でも長く、地上の住民でいてほしいもの』って、愛ちゃんが一生懸命に笑顔を作って言うと、空君も
『僕も賛成するよ。リッちゃんは淋しくなるだろうけれど、大人なんだから。それにきっとリッちゃん、覚悟が出来ていると思うよ。散歩に行く前に、元ちゃんの顔を舐めながら、地上の世界に居たら治らないんだね。僕が、散歩から帰ってくるまで待っていてね。って、言っていたから、リッちゃんは、分かっていると思うよ。僕は、さっきそれを聞いた時、意味が分からなかったんだけれど。今は、分かるよ。リッちゃん自分の蝋燭の炎の事でも、苦しんでいるんだと思うよ』って、空君
『そう、だってリッちゃんと元ちゃんのお父さんとお母さんには、まだまだリッちゃんが必要だもの』って、愛ちゃんが言うと
アッちゃんは、二人の目を見て
『じゃあ、決まりでいいね』って、アッちゃんは
僕は、会話に参加することも、意思表示もすることが出来なく、じっと三人の話を聞いていた。
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