隊長さんは、レッドポイズンの一件が無事に終ったんだけれど、次から次と災害や事故が後を絶たなくて、いつも忙しい毎日を送っていた。

でも、隊長さんの目はね、どんなに忙しかったり、どんなに辛い任務でも、いつも希望を捨てない、勇気に満ちて、優しく、決して後ろを振り向かずに前だけにキラキラとした熱い視線を向け、挫けそうになった人たちに力を与えていたんだ。何だか隊長さん、すごくカッコいいな、こんな誉めていたら、どこかで大きなくしゃみをしていそうだ。

あっ、隊長さんは、実君と時々会っているんだ。実君が、僕らに隊長さんを合わせてくれたようなものだから。あれ以来、実君は家出をしていないんだって。

僕らは、色々な猫さん、犬さん、鳥さん、人間、植物、ありとあらゆるものの力を借りて、モンスターと戦ってきたんだ。モンスターが、いなくなったわけではないんだけれど、僕らは一度天界に帰ることになった。って言うか、そうしなければ、いけなくなったんだ。

僕、トーテムポールから愛ちゃんに助け出されて、無事にゲーム機の中かも脱出出来たんだけれど、意識不明のままだったんだ。アッちゃんやリッちゃん、空君に愛ちゃんが、声をかけても、僕の体を揺すっても、僕はピクリともしなく、体は硬直したままで、そして体は冷たく、その冷たさは時間が経つほど冷たくなっていき、僕ら全員の涙をかけても、僕はビクともしなかったんだ。僕は天界の住民で、すでに蝋燭の炎は消えているのに、それなのに僕は、目を明ける事ができなかったんだ。ただ、僕自身は、体の硬直や目を明ける事はできなかったけれど、意識だけは少しつづなんだけれど取り戻しつつあったんだけれど、それは僕の中だけでのことで、誰が見ても僕は仮死状態にしか見えなかった。僕は、愛ちゃんが助けに来てくれたこと、愛ちゃんに抱きかかえられたことまでは、そしてそれ以前に何が起きていたのかも、そう、どうやってモンスターと戦っていたのかを、僕は少しつづ思い出し始めていたんだ。

とは言え、結局のところ、僕はこの仮死状態のまま、天界に帰ることになるんだ。悲しいかな、僕は誰にもお別れを言うことも出来なく、ありがとうも言えずに。

そうだ、その前にリッちゃんのこと話しておくと、ゲーム機の中にリッちゃんも何日間か入っていたので、家ではお父さんとお母さんが幽体離脱して意識の無いリッちゃんを、病院に連れて行ったりと大変だったってことは以前にも話したんだけれど、今度は元気になったって言うんでこれも大変だったんだ。想像してみて、その何日間か意識無く寝ていたのに、急に目を開けて食べ物を催促してすざましい勢いで平らげて、まだ足りないよって顔をしているんだから、お母さんたちにしてみると何が何だか、分からないわけ。ただ、僕らのお父さんもお母さんも、のんきな人たちなので

『意識が戻って、これだけ食欲があれば、問題ないか。血液検査も問題ないし』って、


          続きはまた天使