『あの、僕は元気、この子は愛ちゃん、僕らは天界から来たんだ。そして、傷の手当てをしてもらった猫さんは、ボス猫さんって言うんだ。ボス猫さんは外の世界の猫さん、蝶ちょさんのことは友達でしょ。君の名前は、なんていうの』って、僕は聞いた。

『私の名前は、優希』って、女の子が答えた。

『優希ちゃんは、風ちゃんや朱音ちゃんのお友達なんだよね』って、愛ちゃんが聞いた。

『そう、みんな無事なの、ここに連れてこられる前に、二人に電話をしたんだけれど、つながらなかったの』って、優希ちゃん

『みんな無事に避難したよ』って、僕

『良かった。あのね、私そんなに詳しくは分かっていないいんだけれど、多分、モンスターのリーダーは、ビニールハウスの中の大きなレッドポイズンだと思うの』って

『モンスターのリーダーがレッドポイズン、ありえなくはないかもしれないけれど』って、僕が言うと、優希ちゃんは他にも何かなかったかなって少し考えている、そして、

『あっ、ゲーム機の中に連れてこられた日、ビニールハウスで私見たの、忘れていたけれど、あの花が男の人と話をしているところを、お母さんに言ったら笑って、『優希、何かの勘違いよ。男の人なんか来ていないわよ。それに、花が話をするなんて、ありえないわ、寝ぼけていたのよ』って、言われたの。私も、そう言われると花が話をするなんて、ありえないって思ったけれど、心の中では本当に見たんだけれどって思っていたの。そうしたらね、その夜、お父さんが帰って来て、お母さんに、『今日、ビニールハウスに誰か入らなかったか』って、聞いたの。それで、お母さんは、私に、『優希が、昼間入ったわよ、ねぇ』って。でも、お父さんは私じゃなくて、誰か他にって聞いているんだって言っていたの。何でも、自分のでもない、お母さんのでもない私のでもない、靴跡が点々とビニールハウスの中にあったんだって言ったの。お母さんは、お父さんの話を聞いてすごく驚いて、私の話をしたの昼間のね。そうしたら、お父さんも花が話をするなんて、ありえないと思うけれど優希、一体どんな人だった、覚えているかいって。私が見たのは後ろからだから、顔は見ていないよって、でもお父さんは、どんな服を着ていたとか、身長はどれくらいだったとか、何か気が付いたことはないかって、色々と聞くんだけれど私には、とにかく花が話をしたことだけが、印象に残っていて他がどうも。だってね、あの大きな花は、甘い匂いも他の花より強いし、なんだか吸い込まれて行きそうな感じがするんだもの。でも、お父さんが気にしていたのは、男の人のこと。私が、男の人を見たのはその一度だけ、違うここに来てから、もう一度見た絶対にあのとこの人だと思う、でもそれも後姿なの。窓越しに見たのに、あの花の甘い匂いがしてきたので、不思議に思って外を見たら、歩いていくのが見えたの』って、優希ちゃんが言った。

『ううう』って、唸りながらボス猫さんが気が付いた。

『ボス猫さん、無茶なんだから。でも、ありがとう。ボス猫さんのおかげで、家の中に無事に入れたよ。傷の手当て、優希ちゃんがしてくれたんだよ』って、僕が言うと、ボス猫さんは、へへへって照れ笑いしながら

『ありがとう』って、包帯が巻かれた腕を見ながら、言った。

『ボス猫さん、カッコ良かったよ』って、愛ちゃん

ボス猫さんは、蝶ちょさんにも

『ボス猫、なかなかやるじゃない』って

僕は、優希ちゃんに外に出るので、僕が出たらしっかりと中から鍵をかけておくようにって言って外に出る。

愛ちゃんとボス猫さんの

『気をつけて』って言う声が聞こえた。

愛ちゃんは、そうだって思い出したように、優希ちゃんの両親やお爺さんおばあさんたちに、ペンダントの涙を一滴つづ唇に、みんなが気が付き始めた。


          続きはまた天使