そして、リッちゃんは、こんなことも言ってきた。
『僕も、ボス猫さんのことは疑いたくないないけれど、餌をもらっていた期間が長すぎるって思うんだ。ほら、なんて言うか』
『恩って言うの、ボス猫さん、意外にそういうところはあるけど、だったらその子にとって、何が大事なのかって言うのを、その子にボス猫さんが教えなければいけない。それが、長い間餌をもらっていた恩返しになる。だから、二人ともボス猫さんが、その子に惑わされることなく、その子に正しい道を導けるように手伝ってあげて』って、僕
『その人間の子が、ボス猫さんに何かシグナルを送らないか、気をつけて見ている。折角、ボス猫さん、みんなに尊敬されるボス猫になろうとしているんだから、僕らも協力しないとね』って、アッちゃん
『そうだね、その協力が出来るのは、僕らだけだものね。けどさ、随分前からレッドポイズンの計画がたてられていたって言うこと』って、リッちゃん
『いや、もしかしたら、こんなことも考えられるんじゃにのかな。たとえば、その子は、ただボス猫さんのことが好きで、餌をあげていたのを誰かそうモンスターが見ていて、利用できるって思ったのかもしれないよ』って、僕
『でも、今は、モンスターだよ、その子。そのことを、ボス猫さんは知っているのかな』って、アッちゃんが難しい顔をして言った。僕らが、テレパシーでそんな話をしているなんて、誰も知らないから、ボス猫さんが
『アッちゃんさん、どうかしたんですか』って、
アッちゃんが慌てて
『うんん、ただ蛇とトカゲに似ているやつを、どうやってやっつけようかって思っていたんだ。それに他にも、敵がいたらってね』って、
『モンスターの他に、敵がいるかもしれないって事は、見方もいるかもしれないってことにもなるよね。だって、すずめさんたちが見たことのない、住民がいたんだから』って、愛ちゃん
『そうよ、始めは、私、すずめさんたちもモンスターの仲間なのかって、思っていたんだから』って、蝶ちょさん
『あの、モンスターの人間は、さっき、元ちゃんさんが言っていたけど、本当にゲーム機の外に連れて帰ってくれるんだよね、元に戻してもらえるんだよね』って、ボス猫さんが真剣な顔で聞いてきた。
『うん、本当だよ。どうしたの、ボス猫さん』って、僕が聞くと
『あのモンスターの中に、俺の大事な人がいるんだ』って、
『ボス猫さんの、大事な人』って、リッちゃんが言うと
『実は、ずっと言えなかったんだけれど、あの中に俺にずっと餌を持ってきてくれていた少年がいるんだ。その子は、決して悪い子じゃないんだ、本当だよ。あの子と俺の出会いは、俺が生まれてすぐのころだったから、もう八年以上前になるんだ。あの子、公園に捨てられていた俺を見つけたとき、家に連れて帰って俺のこと飼ってもいいかって、母親に聞いたんだ。俺の面倒は、自分がちゃんと見るからって言って、あの子の母親は、ちゃんと約束が守れるんだったら良いって言ったんだ。それで、俺はあの子の家の、飼い猫になるはずだったんだ。でも、あの子には妹がいて、その妹が猫アレルギーだったんだ。俺は、一晩であの子の家から、捨てられていた公園に舞いもどたって言うわけさ。あの子は、俺にごめんって、喜ばせておいてまたお前のこと外に捨ててしまって、泣きながら誤るんだ。けど、あの子は、俺が一人で餌を見つけられるようになるまで、毎日来てくれていたんだ、食べ物を持って。俺が一人で餌を、見つけることが出来るようになってからも、一週間に二、三回は食べ物を持って、俺のところに来ては、家のことや学校のこと話をしていたんだ。あの子。俺のことがあってから、家であんまり上手く行かなくなって、俺がもっとしっかりとしていると良かったんだけれど、あの子が荒ぶと俺も一緒に荒れて、そんなこんなでモンスターに、二人とも引っかかったんだ』って、ボス猫さん
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