リッちゃんと愛ちゃんは、凄く仲良しなので、偉そうに携帯の使い方を聞いた愛ちゃんに、リッちゃんはそれに負けないくらい偉そうな感じで
『愛ちゃん、僕に携帯電話の使い方を教えてもらいたいんだね。フフーン、ここね、こうして、これを押すんだ。やってみて』って、リッちゃんが言うと
愛ちゃんは、左手で携帯電話を持ち、何故かリッちゃんの目の前で右手を、思い切りひらいて、ニッて歯を見せて
『ここをこうですか』って、ふざけながら電話をかけてみせた。ただし、愛ちゃんは携帯電話も固定電話も、初めての経験だったので、いきなり空君の声が
『もしもし、愛ちゃん』って、聞こえてきた時には、手から携帯を放り投げていた。本当、首からかけていて良かった、でなきゃ折角、外から持ってきたのに台無しになってしまうところだった。そう、みんな焦ってしまった。
『愛ちゃん、駄目だよ、放り投げちゃ。これは、空君と話をする、大事な機械なんだから、壊れちゃうよ』って、リッちゃんに言われて
『だって、ここから声が聞こえてくるって、教えてくれないんだもの。愛ちゃん、びっくりした』って、愛ちゃん
『そうか、愛ちゃんは知らなかったんだね。これは、遠くにいる人と話をすることは出来るんだよ』って、アッちゃんが言うと
『じゃあ、これって、テレパシーなの』って、愛ちゃんが聞いてきたので、
『テレパシーではないんだけれど、愛ちゃん、僕らにも上手く説明が出来ないんだけれど、その携帯電話を、僕の耳に当ててほしいんだ。お願いできるかな』って、僕
『良いわよ。これでいいの』って、愛ちゃんは、僕の耳に携帯電話を当ててくれた。
そして、僕が耳に当ててもらった携帯電話に話し出すと、愛ちゃんの顔は、不思議でいっぱいって言う顔になっていき、リッちゃんとアッちゃんに向かって、
『ねぇ、これは空君と話ができる機会なの』って、少し落ち着きを取り戻して愛ちゃんは聞いてきた。
『そうだよ。元ちゃんが話し終わったら、愛ちゃんも空君と話してみるといいよ』って、リッちゃんとアッちゃんが言うと、
『うん』って、大きくうなづいた。
『リッちゃん、このどくだみの花をどうしようと思って持って来たの』って、アッちゃんが聞くと、リッちゃんは
『すずめさんたちの武器が糞って言っていたから、僕と空君は、思ったんだどくだみの花を、すずめさんたちに食べてもらって』って、
『どくだみの糞だ』って、これはリッちゃん、アッちゃん、愛ちゃん、ボス猫さんに蝶ちょさん、そしてすずめさんたちも一緒に言った。その声の大きさに、僕と空君の話はかき消されてしまった。
まあ、空君との話は、かき消されてもリッちゃんに聞けば済むことなので、僕は愛ちゃんに、空君と話してみるって、ただし、電話の向こうで出たのは空君じゃなくて、
『もしもし、愛ちゃん、夢だよ』って、夢ちゃんが空君に、耳に携帯を当ててもらって、
『ワー、夢ちゃん、愛ちゃんの声が聞こえている』って、
『ええ、聞こえているわ。それにゲーム機を覗いているから、愛ちゃんたちの姿も見えているよ。怪我しないように、気をつけてね』って、夢ちゃん
『バッテリーが勿体ないから切るよ』って言う、空君の声で切られてしまった。
愛ちゃんが何か言うかなと思ったら、夢ちゃんが僕らのことが見えているといったので、手を振って見せた。
そんな中、すずめさんたちは、どくだみの花をすごい勢いで食べている。すずめさんたちが、どくだみの花を食べ終わったら、いよいよゲーム機の中での戦いが始まる。
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