『空君、ありがとう』って、照れくさそうにボス猫さんが

『空君、今の聞いた。ありがとうだって、ボス猫さんがなんだかおかしいね。今の言葉を、みんなに聞かせたい、特に夢ちゃんには』って、リッちゃん

『うん、驚くだろうね。おっと、今度はなんだ。石が終ったら、槍が飛んできた』って、空君

『ねぇ、僕らの攻撃は』って、リッちゃんは聞くと

『待ってて、今、アッちゃんの火炎放射器攻撃を始めるから、よし、これでどうだ。やった、槍が途中で燃えている』って、空君

ゲーム機の中でも

『やった、空君、上手く僕の火炎放射器を使いこなした』って、アッちゃんが

『けど、どうする、モンスターは、さっきも殺してはいないし、今のモンスター達はさっきの少年達より少し年上っぽく見えた。ゲーム機の中にモンスターを残して、みんなを救い出す方法を考えよう。リッちゃん、空君そっちでも考えていて』って、ぼく

『じゃあ、本部にいる子たちはどうなってしまうの。あのままなの』って、愛ちゃんが

『あのままは、可哀そうだよ。あの子達がどうしてモンスターに心を売ってしまったのかは、分からないけれど』って、アッちゃん

『あんた達は、どうしてそんなに誰にでも優しくなれるの。私には分からない』って、蝶ちょさんが、ボス猫さんを見ながら言った。

『僕らは、誰にでも優しいわけじゃないよ。ただ、どんな命にでも蝋燭の炎って言うのがあってね、その炎が自然に燃え尽きていくのは、誰もそれを止めてはいけないけれど、誰かが故意に蝋燭の炎を消してしまうのは許せないんだ。その炎は、モンスターに心を売っていたとしても、それを元に戻してあげれば良いことだから。とても理不尽なこともあるんだ、生まれてすぐに消えてしまう蝋燭の炎もあるってこと、それもその時点で燃え尽きてね』って、僕

『そうなのよ、蝶ちょさん。でも、愛ちゃんはね、燃え尽きたんじゃなくて、消されたの、そういう炎もあるの、愛ちゃんは、何年も掛かって、やっと自分の死を受け入れたのよ。つい最近』って、優しく微笑んだ。

『まあ、僕ら、簡単に言うと命を、蝋燭の炎を守りたんだよねぇ、元ちゃん』って、アッちゃんが、言いかけたとき、またモンスターの攻撃が始まった。

さっきとは違う、モンスターがまたレッドポイズンの弾の銃を撃ってきた。

空君は、独り言みたいに

『この銃には、やっぱり愛ちゃんの、どくだみのお茶の水鉄砲だな』って言いながら、ボタンをカチャカチャと、今度は前の時よりも勢い良くお茶が飛んでいく。モンスターの少年や青年にも、どくだみのお茶は掛かっていく。お茶が掛かると一瞬。モンスターの子の動きが鈍くなる、でも一瞬だから、またすぐに反撃してくる。

『リッちゃん、このままだとなかなか、先に進めないよ。アッちゃんを使って良いかな』って、空君が

『あぁ、やっぱり元ちゃん液体窒素が先でアッちゃんの火炎放射器だよ。そのほうが効果はあるよ』って、リッちゃん

『でも、そうしたらあのお兄さん達が粉々になっちゃうよ』って、空君

『多分、今はそんなこと言っている場合じゃないと思う。そしてもし、あの子達に蝋燭の炎が残っているとしたら、僕、上手く言えないけれど、きっと何か奇跡が起きると思う、思おうよ』って、リッちゃんがいつものリッちゃんらしくなく、きっぱりと言った。

この二人の決断で、ゲーム機の中にいる僕らは、これからしばらく操縦されることになる。僕は、この時、まだ自分が攻撃に参加するとは、思っていなかったんだ。

そうしたら、いきなり僕が、水鉄砲を撃っている愛ちゃんの前に出て、大きく口を開けて、液体窒素をハーって、同然モンスターの子達は、凍ってしまったんだ。そして、そのあとすぐにアッちゃんにボタンが変わり、アッちゃんも大きな口をあけて火炎放射器をハーって、でもね、不思議なことのこのモンスターの子達、粉々になっていないんだ。どうしたんだって思いながら、この子達は一先ずこのままにして、僕らは先を急ぐことにしたんだ。


              続きはまた天使