そして、猫さんは、何かお思い出したように

『こんなところで、のんびりしていられない。あんた達も、連れてこられたのかい。早く、みんなのところに知らせに行かなくては、大変なことになる。悪魔の人間が、若い男の子たちを使って、毒の花を植えているんだ。あんた達も見たんだろう。早く、仲間に知らせないと』って、

『ああ、見たよ、若い人間の男の子が、赤い花を植えているの。けど、あの花は、きれいだったよ。猫さんはどこで見たの、それにあの花は毒なの』って、アッちゃんが

『ああ、きれいだよ、あの花は。そして、匂いも良い。とても魅力的な花だよ。けど、あの花には、毒があるんだ。えっ、待ってくれ、私は確か、逃げたんだ。追いかけられたんだ、悪魔の人間に』って、その猫さんが

『猫さん、悪魔の人間に追いかけられたの』って、愛ちゃん

『そう、私はあの時、偶然に見たんだ。公園で人間の男の子、いや青年って言うのかな、とにかく二十人くらいいたのかな。公園のトイレとフェンスの間で虚ろな目をした子たちが、着替えをしているのを見たんだ。そう、花のマークが印象的な服に着替えていた。そして、いっぱい袋があってその袋に中には、あの赤いきれいな花が、ぎっしりと入っていたんだ。私は、何気なくじっと見ていたんだ、あの甘い花の匂いがたまらなくて、そうしたらあの悪魔の人間と目があってしまったんだ。悪魔の人間は、二人いて一人が突然、私を追いかけてきたんだ。あいつは人間なのに、もの凄く足が速くて、私は簡単に捕まってしまったんだ。私は、自慢じゃないけれど公園の中の猫の間では、かなり足の速いほうだったのに、私は捕まってしまった。私は、ああこれで自分はこの悪魔の人間に、殺されてしまうんだって思ったんだ。何故か分からないけれど、その時は殺されるって言うのは、こういうときに感じるんだなって思った。もう、覚悟は出来たって、一瞬の間に妻のこと子供のこと、両親のこと色々と浮かんできた。そして目を明けて、その悪魔の人間を見ると、私に言ったんだ、自分に心を売らないかって、そうしたら命は助けてやるって。私には、選択権が無かったんだ、心を売るしか、あんた達もそうだろう、脅かされたんだろう』って、僕らに言った。

僕らは、どうしようかって顔で、目と目で相談をした結果、簡単に説明することにした。ただし、猫さんが一度粉になってしまったことは、内緒だけどね。自分が一度粉になってしまったなんて、それは一度、蝋燭の炎を消したことにわけだから、滅多なことでは言えないし、言う必要もないってことだしね。僕らの話で、奥さんや子供、それに公園の仲間が無事と言うことが分かって、一安心した猫さんは、話を続けようとした時、猫さんの目にさっきまで猫さんが入っていた箱が飛び込んできた。

『その箱は、私はその箱に入れられて悪魔の基地に連れて行かれたんだ』って、猫さんが言ったとたんに、その箱は押さえる間もなく飛んでいってしまった。

猫さんは、箱を見たとたん脅えた顔になった。

『心配はいりません。僕らが、猫さんのことか守るから。それと、あの箱はもう現れないと思う。二度は、騙されないから』って、僕

僕は、心の中で今度のモンスターは、今までのモンスターとは、比べ物にならないくらい凄いやつなんだって思った。

『猫さん、モンスターの基地に連れて行かれたって、場所なんか分からないよね』って、リッちゃんが軽い感じに聞いた。

『ええ、何しろ箱に入れられていたので、外を見ることが出来なくて』って、猫さん

『じゃあ、ボス猫は一体どういうことなの、ボス猫は、モンスターに心は売っていなかったの』って、空君が聞くと

『そう、ボス猫は、悪魔に心は売っていない。ボス猫は、用心深く疑い深い、そしてずる賢いから、悪魔に条件をつけたんだ』って、猫さん


            続きはまた天使