『元ちゃん、この猫たちは、本当にモンスターなのかな、これから完全なモンスターになるにしても、なんか違うような気がする』って、アッちゃんが

『僕も、なんとなくそんな気はしている。そのダンボールの箱に入っている猫とは、なんか違うんだ、多分匂いかな。ちょっと待って、試したいことがあるから』って、僕は言いながら、ボス猫たちの前まで行き、体をプルプルさせて毛に付いているどくだみの花粉を、撒き散らしてみた。きっとモンスターに心を売ってしまった猫だったら、ダンボールに入っている猫のように、苦しむに違いないって思ったから。でも、七匹とも全然平気な顔をしていて、どくだみの花粉には反応しない。

『元ちゃん、今の体をプルプルさせたのって、どくだみの花粉』って、リッちゃんが

『うん、そうなんだ。ダンボールの中の猫には効いたんだ、だから、この猫たちにも効くんじゃないかって思ったんだけれど、この猫たちって、もしかしたら、モンスターじゃないかもしれない』って、僕が言うと

『じゃあ、この猫たちは、だたの悪い猫、意地悪で、嘘つきでみんなを困らせてしまうことが好きな猫なの』って、愛ちゃんが

『きっと、この猫たちは、ギャングなんだよ』って、空君

『まあ、二人の言っていることが当たりみたいな気がするよ。けど、この猫たちもこのままは不味いから、星のお墓に連れて行こうよ。そこで、この猫たちには反省してもらうことにしよう』って、アッちゃん

『いいかもしれない、簡単に自分達の都合でみんなを騙したりして、でも、何でボス猫がモンスターじゃなくて、あの気の弱そうにしか見えない猫が、モンスターになったんだろう』って、僕が言うと

『きっと、だからじゃないの。その上手くいえないけれど、表では悪そうだけど実はそれほどでもない、これがボス猫で、表では気の弱そうな小心者が実は悪だった、これがダンボールの中の猫』って、リッちゃん

『なんだか、2時間ドラマみたいだ』って、アッちゃん

『僕は、ダンボールを銜えて星のお墓に行くから、みんなはボス猫たちを連れて来て、かなり暴れると思うけれど』って、僕

『ダンボール、元ちゃん一人で大丈夫』って、空君が

『うん、こっちは、会議室のモンスター見たいに気絶しているから』って、僕

『じゃあ、星のお墓で』って言って、二手に分かれて星のお墓に向かう。

遠くに、星のお墓が見えてきた。誰かが、お花を、おもちゃも、お菓子を、飲み物ある、ドックフード、キャットフード、フェレットのフード、金魚のフードも、とにかくいろんなフード、思い思いのものをきっと色々な人が供えてくれているんだと思う。今も、一人、お花を供えてくれている人が、一生懸命に星のお墓に話しかけている。ここから、天界に逝ったみんなは見ていてくれているかな。

『ワー、見て、星のお墓、お話ししに来てくれる人はいっぱいいるんだね。良かった、子猫さんやみんな見ているよね』って言っている、愛ちゃんの声が聞こえてきた。

『ああ、凄い、みんな喜んでいるよね』って、空君の声も

そして、ボス猫たちの

『どうしようって言うんだ、俺達のことを、モンスターの言うとおりにしただろう。話が違うじゃないか』

『なんなのよ、出てきなさいよ。卑怯者』なんて声が、聞こえてきた。ここに着くまでずっと怒鳴っていたんだろうなぁって、僕は思ったのでみんなに

『五月蝿かったんだろうね。ご苦労様』って、

『久しぶりに、ここに来たら凄いね。なんか胸がきゅんとなった、こんなに多くの人たちが、ここに来てくれるって思っていなかったから』って、アッちゃん

『遠くから、ここが見えた時、僕も胸が熱くなった』って、リッちゃん

『さあ、始めようか』って、僕は銜えて来たダンボールの箱を、みんなの真ん中に置いた。ボス猫たちには、バリアがまだかかっている。


               続きはまた天使