サブさんが、雄猫さんたちを説得して、僕と二人で雄猫さんたちを大移動させている時、僕の家ではリッちゃんの夕飯も終り、リッちゃんと愛ちゃんは、夢ちゃんと夢ちゃんのボディーガードの猫さんたちが、待っている公園に急ぐ。二人が公園に行くと夢ちゃんは、待ってましたとばかりに、リッちゃんと愛ちゃんに

『私たちは、すぐに始められるよ』って、夢ちゃんが、そして夢ちゃんのボディーガードの五匹の猫さんたちも、首を縦に振った。

『で、一時預かりって言うか、ボス猫さんの公園からきた猫さんたちは、どこで生活することになるの』って、愛ちゃんが聞いた。

『うん、その事はサブちゃんや長老猫さんたちとも、話したんだけれどなかなかいい案が浮かばないって言うのが本当のところ。でも、早く引越しさせないといけないだろうし、レッドポイズンの一件が落ち着いたら、また自分達の公園に帰るって、ボス猫が約束したから、何とか上手くやっていけるって、ここの公園の猫さんたちは、みんな猫が良いから、だから夢はここのみんなが大好きなんだけれど。ボス猫のことは、正直言って夢はサブちゃんほどは信用していない。ボス猫は、嘘をつくとか、裏切るとかって平気な奴だから。そう言う風に夢がサブちゃんに言ったら、それはそうなったら、そのときに考えようって、今は一匹でも多くの猫さんたちを助けるのが先だって』って、夢ちゃんが言うと

『ここの公園の猫たちは、長老猫から乳のみ猫までみんなそう思っていますよ。捨て猫の吹き溜まりみたいな公園だけど、いつ頃からなのか分からないけれど、僕らの心の中に他猫への優しさが育てられるようになったんだ。だから、他所のテリトリーの猫と喧嘩をしても、相手に逃げ道を残しておくんだ。ただし、僕らがそうしたからといって、相手も同じということはないけれど、それでもここのみんなは良いと思っている。子供の頃からそう育てられているし、その為に僕たちは、喧嘩って言うか戦いは強いよ。それと逃げ足も、フフフ』って、夢ちゃんのボディーガードさんの一匹が

『僕ら、子供の頃から命の大切さを教えられて育っているんだ。当たりまえのことなんだけれど、喧嘩で相手の蝋燭の炎も、自分の蝋燭の炎も消してしまうようなことはしてはいけないって。それは、ここの公園で生まれ育った猫も、ここに捨てられてた猫も、大人になってここに流れてきた猫も、守らなければいけなんだ。ここの公園のルールなんだって、僕は子供の時の言われた』って、違うボディーガードさんが

『そう、僕らは猫だけど、どんな動物とも友達だよ。まぁ、この公園と動物園が、隣り合っているって言うこともあるけれど。植物とも、友達だよ、だから今回のことは、植物さんたちも悲しんでいるんだ』って、また違うボディーガードさんが

『みんなはそんな風に、他のテリトリーの猫さんたちのことを思っているんだ。よし、行こう。愛ちゃん、これからは、愛ちゃんの力にかかっているよ。子猫さんたちのこと、頼むよ』って、リッちゃんが

『うん、子猫さんたちのことは、愛ちゃんに任せて。夢ちゃん、ボス猫さんがサブさんのこと裏切るようなことがあったら、愛ちゃんがギャフンってやっつけてあげるから、安心していて』って、愛ちゃん

五匹のボディガードの猫さんたちには、リッちゃんと愛ちゃんの姿は見えなく、話も出来ないか、全て夢ちゃんを介して、これからリッちゃんの背中にみんなを乗せて飛ぶんだけれど、それは愛ちゃんが猫さんを抱いてリッちゃんの背中に乗せる、最後に愛ちゃんが夢ちゃんを抱きかかえて準備完了、何も見えないボディーガードの猫さんたちは、夢ちゃんに

『落ちないようにしっかり捕まっているのよ』って言われて、どうしていいのか解らず、可笑しいくらいにトホホな顔をしている。


          続きはまた天使