『隊長さん、僕たち、お願いがあるんですけれど』って、僕はアッちゃんをちらって見ながら、言った。

『私に、お願いってなんですか、言ってください。私に出来ることなら何でもします』

『あの、僕たちの仲間も救ってください。さっきの報告、僕たちも聞いていました。僕たちの仲間のなかには、飼い主がいない子がたくさんいます。その子たちは、自分達の力では、レッドポイズンの中毒からは助かることが出来ません。お水だけを飲んで、吐き出すだけで助かる程度ならいいけれど、酷くなった場合は、自力では治すことが出来ません。お願いです、そんな子達や他の動物にも手を貸してください。僕らの仲間は、助けてもらったら決して恩は忘れません、いつか人間の役に立つことがあります、だから助けてください』って、僕が言うと

『そうでした、私は、自分達のことばかりを気にしていて、最初にレッドポイズンに気が付いてくれたのも、ネコさんだったのにすっかり忘れてしまって、早速手配します。

ニュースにも流して、保護するように』って、隊長さんが言ったので

『保護っていうのは、止めてください。人間のいう保護って言うのは、捕まえて殺すことですよね。仮に隊長さんにその気がなくても。結果的には、そういうことになると思います。僕らが言いたのは、彼らが助かるために少しだけ力を貸してほしいだけです』って、かなりきつい事をアッちゃんが言った。

『あぁ、私達人間は、そんな風に見られているんですね』って、隊長さんが悲しそうな顔をして言った。

『ごめんなさい、みんながみんなそうとは限らないんでしょうが、そういうところ多いです。その昔、ねずみの駆除に猫を飼っていたのに、ねずみもがいなくなったら捨てられた猫がいました。その猫はねずみを取るのが上手いと評判で、たくさんの子供をつくらされました。でも、その子供達も、ねずみがいなくなるにつれて厄介払いされて、捨てられました。捨てられた猫たちは、野良猫になって餌をあさるようになりました。そうすると今度は、猫が邪魔になってきて人間は犬を飼い始めました。今でも、野良猫は多くいます、その昔は、野良犬も沢山いたんですよ。最近は、野良犬を見かけませんが、昔は野犬狩りって言う言葉もあったじゃないですか。隊長さんは、知らないかな』って、僕が言うと、隊長さんはアッちゃんの言葉の時よりも、もっと悲しい顔になってしまった。

『隊長さん、そんな悲しい顔をしないで、僕たちちょっと言い過ぎました。隊長さんが悪いわけじゃないんですから』って、僕とアッちゃんが

『でも、人間代表として元ちゃんとアッちゃんの今の言葉は、しっかりと伺いました。他の動物に対しても、人間はあまりいい仲間じゃないかもしれませんね。人間の勝手が、多いんでしょうね。いつから、そうなったんだろう。じゃあ、私は、どんなお手伝いをするといいですか。どくだみの花を植えるようにしましょう。それなら、匂いは人間にとってもいいわけだし、猫さんたちが食べると解毒剤になるかもしれない。どうでしょう』って、隊長さん

『ええ、それ至急お願いします。それとしばらくの間、いろんな所でどくだみを使った飲み物を飲めるようにしてください』って、僕

『早速、連絡します』って、隊長さんは、すぐに動いてくれた。

僕とアッちゃんは、サブさんと夢ちゃんにこの事をすぐの伝えるためにテレパシーを送る。そのころの僕らの公園は、大変だったんだ。サブさんと夢ちゃんは、自分達が知っている仲間のいる公園や、行ったことのある公園や、ネットワークでヒットした仲間からの連絡を頼りに、飛び回っていた。はじめ、僕に連絡くれた時は被害らしき被害は、夢ちゃんを昔苦しめていたボスねこさんだけだったんだけれど、時間が経つに連れて被害者がいっぱい出てきて、二人は僕に連絡することさえ、時間が惜しまれたみたいだ。そして、悲しいかな野良さんたちに手を差し伸べてくれる、人間がいなかった。

サブさんと夢ちゃんから返事が返ってきた。

『元気さん、仲間が苦しみながら亡くなっています。僕らは何も出来ません。水では、助かりません』って、二人とも泣きながら

『もう、大丈夫、二人とも泣かないで。どくだみの花や、どくだみの飲み物が解毒剤になると思うから。それを公園に、みんながいるようなところに置いてもらうことになったから、それで助かると思う。みんなに伝えて、ネコさんにもイヌさんにも鳥さんにもみんなに、木さんや昆虫のみんなにも、遅くなってごめんね。土にもどくだみの入っている、飲み物を撒いてもらうから』って、僕が言うと

『どんどん被害が増えていったんだ、元気さんに連絡した後から、人間も亡くなっているって噂が流れているけれど、どうなんですか。僕たちには、正確な情報が入ってこないから、噂だけが広がって、みんな脅えています』って、サブさん


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