リッちゃんが、空君と愛ちゃんに聞いた。

『この偉いおじさんたちを、どうやって集めたの』って、

『簡単、こういう人達はちょっと自分に不利になるかもしれないってことになると、必死になるからすぐに集まってきたよ。あんまり良いやり方じゃなかったけれど、意地悪なメールを送ったんだ』って、空君

『意地悪なメールって』って、リッちゃん

『今回の被害を広げた責任は、一体誰のせいだって、たかが絶滅した花がまた、咲き始めたからと言って、簡単に騒いで多くの市民を、混乱させてどうする、そんなことを自分達に許可なく勝手にニュースを流し、市民を不安に陥れた責任は重いって言ったのは誰だって。その意見に賛成して、花の撤収に反対したにのは誰か、名前を公表しようかなって。そうしたらみんな何か感じたらしくて、すぐに集まってきたよ。本当は、もう少し懲らしめてやろうと思っていたのに』って、愛ちゃん、そうだよねって、リッちゃんも納得したらしい。

『でも、後で隊長さんが困らないかな。この人たちに意地悪されないかな』って、リッちゃんが聞くと、空君が

『大丈夫だと思うよ。みんな後ろめたいから、何も触れないはずだよ。人間の大人は、ずるいから、自分の不利になることは、黙っているよ』

『ふーん、なんか空君が大人に見えてきた。で、何を騒いでいるんだ、この人達は』って、リッちゃんが聞くと

『うん、ここの通信機器の回線を全て遮断したんだ、どこか繋がるところがあると、また邪魔されそうだから、落ち着くまでは我慢してもらうことにしたんだ。そうしたら、この人たちどこに連絡を取りたいって騒いでいると思う』って、空君がリッちゃんに

『そりゃあ、部下の人に今の状況を、でしょう普通は』って、リッちゃんは言うと

『ブー、リッちゃん、甘いです。このおじさんたちは、自分達の家族以外のことを、まだ口にしていません。愛ちゃんと空君で、あんなメールを送ったのに、まだ懲りないんだよ。気が付いて欲しいのに』って、愛ちゃんががっかりとした顔で

『嘘でしょう。このおじさんたちがそんなことだと、僕らの仲間はどうなってしまうんだ。こんな人たちが、お母さんやお父さんたち、みんなを守るために選ばれている人たちなのか、これじゃあ、みんなの安全は守くれないよ。いつからこの人達はこんなになってしまったんだろう、この人たちの中にも、モンスターがいるのか』って、リッちゃんが真剣な顔で言うと、

『リッちゃん、それ、あるかもしれないよ』って、空君

『そうだね、可能性としてなくはない。何か試す方法がないかな』って、リッちゃん

『ねぇ、何かないの。レッドポイズンに勝てるもの』って、愛ちゃん

『ああ、さっき元ちゃんからのテレパシーでどくだみの花で助かって人たちが何人か言ったって言っていた。どくだみ、どくだみ、そうだ、隊長さんがどくだみを使っている飲み物があるって言っていた。この中に本当にモンスターの化身がいたら、どくだみの入っている飲み物を飲んだら、何か反応があるかもしれない。試してみようよ』って、リッちゃん

『いいかもしれない、そろそろ、このおじさんたち喉が、乾いてくるころだよ。リッちゃん、早くその飲み物』って、愛ちゃんが嬉しそうな顔をして

『もし、モンスターの化身がこの中にいたとしたら、他の人に危険はないかな』って、空君が少し心配そうに

『居たとしても、そう簡単に人間には、モンスターかどうかなんて分からないよ。誰がモンスターなのかだけでも、分かれば随分違うと思う』って、リッちゃん

『何でも、やってみようよ』って、愛ちゃん

その一言で、ここの一匹と二人は動き出した。


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