『リッちゃんたちは、隊長さんに会えたかな』って、僕が言うと
『テレパシーを送ってみよう』って、アッちゃん
『あっ、どくだみの花、すごいよ。いっぱい咲いている』って、二人が目をやると
『花の中で倒れている人が、何人か居るよ』って、これも二人同時に
『元ちゃん』『アッちゃん』、僕らは二人共さっきの、朱音ちゃんのお父さんのことを、思い出した。アッちゃんが
『生きているよ。きっと、みんなどくだみの花の中にいるんだから、早く何とかしよう』
『とにかく、あの家のドアまでみんなを運ぼう、そうだ、その前にドアの前にどくだみの花を敷いておこう。きっと、助けてくれるよ』って、僕
『うん、いいアイデアかも』ってアッちゃん、僕らはどくだみの花をいっぱい口に銜えては、何度か往復した。
『こんなもんで、良いんじゃないかな、みんなを運ぼう』って、朱音ちゃんのお父さんのときと同じように、銜えて引きずりながらドアのところに。子供がいた、愛ちゃんと同じくらいの男の子、この子はアッちゃんが銜えて飛ぶ。全員を運んだ。大人が五人、子供が一人、ドアをニックしたけれど誰も出てこないから、家の中に入ってみたけれど、誰も居ない。この倒れている人達は、ここの家の人なのかも。
『アッちゃん、誰も居ないね。みんなを家の中に入れよう』
『うん、みんな何とか生きているね』って、アッちゃん
『アッちゃん、僕らに朱音ちゃんのお爺さんがしていたような、人工呼吸が出来るか、どうか分からないけれど、何とかやって見よう。みんな、微かに息はしているんだから、少し刺激を与えると気が付くんじゃないかな』
『そうだね、出来ることはやってみよう』って、ことになり、僕は男の子の口にフーって、息を吹きかける。これは、なかなか難しい思っていたほど簡単ではなかった、僕はよくお母さんに、元ちゃん、鼻息がすごいって言われていたけれど、鼻息とは違っているので、でも、何とか頑張った。息を吹きかけて次に胸のところに手を置き軽く押す、男の子が少し大きな息をした。隣でアッちゃんが、男の子のお母さんらしき人に息を吹きかけている、僕の方を見て
『元ちゃん、僕みんなに息を吹きかけていくから、元ちゃんその後みんなの胸を押して欲しい。僕が押すと力が強そうな気がするんだ』って
『OK、任せて、僕もそのほうが良い』って、僕
フー、全員が終った、少しづつみんなの顔に生気が戻りつつあった、僕とアッちゃんはドアのところに置いておいた、どくだみに花を部屋の中に持ってきた。花を全部持ってきおわったところで、男の子のお母さんらしき人が気がついた。周りを見て、かなり慌ててはいるけれど、男の子や横のなっている人たちが無事なことを確認すると、お父さんの頬をバシバシと叩きながら
『お父さん、お父さん、目を明けて』って、お父さんは
『ううう』って、
『アッちゃん、どうやらここは、もう大丈夫だね、次に行ってみよう』って、この家を出たところで、リッちゃんからテレパシーが
『元ちゃん、そっちはどんな感じ、こっちは隊長さんの上司が訳の分からない人で、隊長さんが動けなくなっているよ、どうしたらいい』って、
『隊長さんが動けないって、それはまずいよ。こっちはすぐに、隊長さんに救出に来て欲しいんだから、結構どくだみの花で助かっている人たちがいるんだ』って、僕
『どくだみに花?』って、リッちゃんが言い返してきた
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