『そうか、ビニールハウスなんだ。そして、目印がスズランの看板、絶対に間違いないね。山さん、よく僕たちに知らせてくれたよね』って、僕
『山さんの赤ちゃんの木さんたちを、助けてあげなきゃ』って、愛ちゃん
『せっかく山さん、モンスターから解放されたのに、直接じゃないかもしれないけれど、またモンスターに狙われたみたいで可哀そうだね』って、空君
『そこのビニールハウスに、研究者の人がいるといいんだけれど』って、アッちゃん
『匂いで木の赤ちゃんが亡くなっているということは、山さんが言っていたように村の人達がどうなっているのかが気になるね』って、僕
『思い出した、僕、テレビで見たよ、そこの村。元ちゃんたちが来る少し前だったと思う。そこの村って、過疎で若い人たちが出て行って、お年寄りだけになってしまったんだって。で、それじゃまずいから、何とかしようってお爺さんとかお婆さんが、村おこしに花の栽培、それも珍しい花の栽培を始めたんだ、随分とテレビとかに取り上げられていたよ。贈り物にも、喜ばれるって。お母さんも、テレビを見てワー綺麗って、その色が普通花屋さんで売っている花の色じゃないのがいっぱいあって、この花にこんな色があるのって言う風に、珍しい色が揃っていたよ』って、リッちゃんが言うと、
『だから、赤いスズランなんだ』って、僕、興奮してすごく大きな声を出してしまった、その大きな声の振動で、テーブルの上のコーヒーカップが揺れた。お父さんとお母さんは、テーブル押さえて
『地震だ』って、二人で
『こんな時に地震なんて、勘弁して欲しい』って
『ねぇ、その村のお爺さんとお婆さんたちは、大丈夫かな。村のことは、ニュースにも出てこないけれど、村の人たちがモンスターの化身になっている可能性は、ある?かな』って、空君が
『ビニールハウスからの匂いだけで、山さんの木さん達が気分が悪くなったり、木の赤ちゃんが亡くなったりしているんだから、村の人達はレッドポイズンの近くに住んでいるんだから、何かあっても不思議じゃないのに、ニュースにも出てこないということは、やっぱりモンスターの化身になったと考えるしかないのかな』って、アッちゃんも
『お爺さんやお婆さんが、モンスターの化身になっていたとしたら、その人たちをどうする。元に戻すことが出来るかな』って、僕
『お爺さんやお婆さんたちを、やっつけるの』って、愛ちゃんが悲しい顔で
『お爺さんやお婆さんは、大事にしなさいってお母さんが言っていたよ』って、空君
お父さんとお母さん、リッちゃんは夕食を、新しいニュースが入ってこないか気にしながら、食べている。リッちゃんは相変わらず自分のご飯をガーって食べては、お父さんとお母さんの間で何かもらえないかとダーってよだれを垂らしている。
『ああ、リッちゃんはそんなによだれを垂らして、何を食べるの、自分のを食べたでしょ』って、お母さんはいいながら、自分のお皿からお肉をリッちゃんのお皿に、
『待て、お母さんが食べ終わるまで、待て』って、言い終わらないうちに、リッちゃんの口にお肉は、入っちゃった。リッちゃんの夕食とおやつが終わって、お母さんも片付けが終り、お父さんとお母さんはテレビを見ながらコーヒータイム、
『アッ、チョコレートだ』って、僕が言うと聞こえるはずがないのに、お母さんが
『元ちゃんも、どうぞ』って、僕のお骨と写真に供えてくれた。
『予定変更だね。ビニールハウスを偵察して、そして村のお爺さんお婆さんが、どうしているのかを確認して、サブさん夢ちゃん、それから隊長さんだね』って、僕
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