僕とサブさんの話しは、アッちゃんとリッちゃんには聞こえているんだけれど、空君、愛ちゃん、そして隊長さんには聞こえていないので、アッちゃんとリッちゃんが代わる代わる三人に、大体の話の内容を説明している。

『夢ちゃんをあんな目のあわせたボス猫さんは、罰が当たったんだ、きっと』って、愛ちゃんが

『そうだよ、夢ちゃんの目や耳をあんなにして、心だって傷ついてボロボロななっていたんがから、僕だったら見ないことにしたかもしれない。でも、仕方がないか、レッドポイズンのことがあるから』って、空君が

『葉でも中毒を起こすということだ。その夢ちゃんっていう猫は、すぐに水を飲ませて吐かせたって、すごいね。目や耳が不自由なのに』って、隊長さんが

『もう、目も良く見えるし噛み切られていた耳もすっかり治っているよ。元ちゃんが治したんだ。ねぇ、みんなでお祈りもしたの、夢ちゃんが治りますようにって』って、愛ちゃん

『へーえ、みんなで治したんだ。すごいよ』って、隊長さん

『そう、みんなが心を一つにすると、願いが叶うんだ』って、空君が自慢げに、僕は少し恥ずかしくなって

『葉の方がいくらか、花に比べると毒が少ないかも。水を飲ませたのは、野良さん達には水しかないんだ。飼い主さんがいるわけではないから、病院にはだれも連れて行ってはくれないから、自然の知恵だと思う』って、僕

『そうか、ペットって言うか、飼われている動物以外は、みんな自分で身を守っていかなければいけないのか。それを、そのサブさんって言う猫と、夢ちゃんって言う猫が、仲間に知らせているんだ』って、隊長さん

『そうなんです。それから、夢ちゃんは、レッドポイズンを見つけるのが上手いんだ』って、アッちゃん

『花を摘んでいった人は、僕らの公園で一人とサブさんが回った公園で一人の計二人って言うことだ。この人達は、大丈夫なのかな』って、リッちゃんが

『花から、毒が出ていないといいけれど、さっきの研究室だって、結構花の匂いが充満していたから、匂いにやられてしまうって言うことはないのかな』って、アッちゃん

『この季節はまだ、窓を開けている家が多いから、空気の入れ換えを頻繁にしていれば、いくらかは違うと思う。それよりは、花を刺していたお水をどこに捨てるかだ』って、僕

『大量というわけではないし、それって飲んだりするわけじゃないから。下水に流れるんでしょ』って、空君

『着いたよ、テレビ局に。その水の事も話すことにしよう。何か気が付いたことがあったら、みんな言って欲しい。頼んだよ。まずは、ニュースの担当の人に、このことを簡単に説明しなくてはいけないんだ。なかなか、面倒なんだよ、すぐにって言うわけには行かないんだ。でも、臨時速報って言うのがあるから、なんとかするよ、なんとかしなくては、命に関わることだから』って、隊長さん、もの凄く緊張しているのが、よく分かる。

隊長さんは、受付で知り合いの人の名前と自分の名前を言って、呼び出してもらっている。エレベーターの扉が開いて、隊長さんの知り合いの人がでてきた。隊長さんは、その人にレッドポイズンについて、簡単な説明をして、このことを臨時に流して欲しいと、頼んでいる。テレビ局の人は、

『信じられませんが、実際に亡くなっている人や、カラスの話し、それに持ち帰られた花の行方も気になりますね。分かりました、すぐに放送しましょう。スタジオに、案内します』って、テレビ局の人。このテレビ局の人、リッちゃんが言うには

『僕、このテレビ局の人、シャーペーに似ている様な気がするんだけど、アッちゃん知らないチャイニーズ・シャーパーって、僕時々散歩の時に会うんだ』って、

『うん、うん、似ているかも』って、アッちゃんも

『どんな顔をしているの』って、空君と愛ちゃん、そして僕が聞くと、リッちゃとアッちゃんは

『あんな顔、だから、あの人は、シャーペーさんにしちゃおう』って

隊長さんは、スタジオに入るとすごい勢いでマイクを付けられ、何か注意事項を言われている見たいに、何度もうなづいている。


                              続きはまた天使