車に荷物を積み込んで、今度は図書館に向かう。隊長さんは、少し急いで運転、要するに少しだけスピード違反って言うのかな、仕方がない。でも何事も無く、僕らは図書館に着く、この前来たときは、誰も居ない夜中だったけれど、今日の場合は、いっぱい人が居る。でも、シーンと静まり返っていて、聞こえる音は、本をめくる音と人の静かな鼓動と、あまり音を立てないように気をつけて歩いているコツコツと言う足音。

ここでも、愛ちゃんは隊長さんの手を、僕は空君の手を空いている隊長さんの手に、僕とアッちゃんとリッちゃんは、なんとなくその後姿に、良し良しとやれやれを同時に感じた。

隊長さんが、レッドポイズンの載っていた本を手にする、ペラペラとめくってからその本を手に、貸し出しの手続きを済ませて、本を持って研究所に向かう。

『レッドポイズンだけなのかな、そうだといいけれど』って、隊長さんが

『隊長さん、それって他の毒を持っている花が、どこかで咲いているのでわってこと』って、リッちゃんが

『うん、ちょっとそんな気がして、どうしても、最悪のことを考えてしまう習性が付いていてね』って、隊長さん

『むやみに、あおるのは良くないけれど、気は付けたほうがいいよ』って、アッちゃん

『とにかく、種の保管をしっかりと。隊長さん種の保管がどうなっているか、忘れないで』って、僕

『そうだ、ちょっと待ってよ』って、ポケットから携帯を取り出して、誰かに電話をかけて

『もしもし、私だが、花の種を調べて欲しい。絶滅してし花の中で、毒を持っているとされている花で、レッドポイズンと言う、赤い花を咲かせる花の種が今どうなっているかを調べて欲しい。えーと、スズランの花を赤くしたような花だ。それと他の毒を持っている花の種がどうなっているかも、そして今現在はそれらの花が、生息しているのか、生息しているのならどこにを至急調べて、私に連絡を頼む』って

『どうだろう、これで』って、隊長さんが

『いいと思います』って、僕

『やっぱり、きれいだよ。この本に、載っているお花は』って、愛ちゃんはまたお気に入りの本を、見れたことが嬉しいらしく、真剣に見ている。そして、空君に

『空君、なんて書いてあるの、読んで、お花のお話が書いてあるの』って、

『待ってよ、僕が読めるところだけでいい。僕が読めるのは、この前も言ったけれど、ひらがなだけだよ』って、空君が、愛ちゃんから本を受け取る。

『もう少しで、研究所に着くから、そうしたら隊長さんが読んであげるよ』って、隊長さん

『ほんと、やった』って、これは正直言うと、僕ら全員が

『さあ、ここだよ。研究所だよ』って、隊長さん

『僕らは、静かにしていよう』って、アッちゃん

隊長さんは、なんかカードを駐車場で見せて、建物の入り口で見せて、研究室に入る時は望遠鏡みたいなのに、両目を付けてカシャッてカメラのシャッターのような音がして、研究室の最初のドアが開いた。研究室に入るまでにもう一つドアがあってそこでは、唇の指紋をそれがパスしてやっと中に入ることが出来た。

そこでは、白衣を着た人たちが忙しそうに動いている人もいれば、コンピューターの画面をじっと見ている人も。透明のガラスで仕切られていて、ずっと奥のほうにおそらく公園から持ってきたと思うカラスの死骸が、診察台のような台の上に乗せられてある。

『僕、なんかドキドキしてきた。こんなところ、テレビで見たことがあるよ。えーと、スパイとかが出てくるんだけれど、大人の映画だったから、その時の僕には、最後まで集中出来なくて。でも、今は違うよ』って、空君

『さぁ、みんな一緒に行くよ。カラスの死骸がある部屋に』って、隊長さんが、図書館で借りてきた本と、レッドポイズンの入っている袋を持って。

カラスの死骸が置かれている部屋の中には、動物病院の先生が手術のときに着るようなブルーの、手術着を着てメガネをかけた男の人が、隊長さんを待っていた。そして隊長さんが持っている本を指差して

『その本、どうしました』って聞いてきた

『ここに来る途中に、図書館によって借りてきたんだ。もしかすると、手がかりになるかもしれないと思って、それとこの袋の中には、レッドポイズンって言う』って、ここまで言うと、メガネさんが

『隊長、手がかりになるかもしれないどころではなくて、そのものずばりです。しかしどこで、レッドポイズンを見つけたんですか。レッドポイズンは、絶滅した花ですよ。それがどうして、どこかに咲いているんですね。それをカラスが食べて死んだと言うことですか。そうすると被害は、この3羽だけで収まるかどうかは、分からないと言うことですね。で、読みましたか、この本』って、メガネさんが

『いや、まだ、パラパラってめくっただけで、これから目を通そうと思っていたんだけれど、何か』って、隊長さんが言うと、メガネさんはすごく困った顔をした。



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