隊長さんは、気を取り戻した感じで、
『最近のゲリラ豪雨も、モンスターの仕業なのかな』って、聞いてきた。
『はっきり断言は、出来ないんです。自然に対しては、人間もモンスターのようなところがあるから。隊長さんなら分かるでしょ、人間がどれくらい自然を破壊しているか、どれくらい自然の生態系を犯しているか。だから、あのゲリラ豪雨を全てモンスターの仕業って言うには、ちょっと疑問があるんです。モンスターがゲリラ豪雨を、利用したことは、間違いないと思うんだけど』って、僕が言う
『そう、人間は色々と自分達の勝手で、やってくれるから僕らのお父さんやお母さんも人間なんだけれど』って、リッちゃんが難しい顔で
『また、ノアの方舟みたいになるの』って、愛ちゃんが悲しそうな顔をして聞いてきた。
『そうならないように、僕らが頑張るんだよ。愛ちゃんも』って、アッちゃんが
『愛ちゃんらしくないよ。ほら、僕らは、この世界を守るために、天界から来たんだよ。ママやマザーたちの代わりに』って、空君が言うと、愛ちゃんは、窓に駆け寄り空を見て
『ママ、キャットマザー、ドッグマザー、愛ちゃんが挫けないように見ていてね』って
『よし、隊長さんも頑張るぞ。愛ちゃん、みんな、私は戦うよ。元ちゃん、今一体何が起こりつつあるんだい、そして私は何をするといいんだろう』って、隊長さん。
多分、隊長さんの心の中には、僕らが猫だったり、犬だったり、子供だったりという観念はなくなっているみたいだ。良かった、これでこれから、僕らが話すレッドポイズンの花の話を、信用してもらえるって、僕は思った。みんな口には、出さなかったけれどそれなりには心配していたんだ。
『隊長さん、レッドポイズンって言う花、知っていますか』って、僕は聞いてみた
『うーん、いや、私は花の種類には、うといかもしれない。で、そのレッドポイズンという花がどうしたんだい』って、
『その花、赤くて可愛いの、スズランの花を赤くしたみたいで、でもね、毒を持っているの』って、愛ちゃんが
『そうなんです、この花、毒を持っているんです。僕たち、たまたま調べたいことがあって、図書館に行ったら愛ちゃんが、毒を持っている花が載っている本を見つけたんです。その本の中にレッドポイズンが、載っていてその花を、リッちゃんが僕らの町の公園で咲いているのを見ていて、取りあえず、僕らの公園のレッドポイズンは処理したんだけれど、その中の一本がきれいに折られていて、おそらく誰かが家に持って帰ったんだと思うんだけど。まだ、人間の騒ぎは起きていないんだけれど、僕らの公園でカラスが3羽亡くなっていたんです。これは、公園に咲いていた花じゃないと思うんだ。多分、どこか違う公園に咲いていたのを、銜えてきて僕らの公園で食べて亡くなったんだと思うんです。レッドポイズンは、直接触ったりするだけでも、危険な花なんです。そして、この花はもう何十年も前に、絶滅している花なんです。どこか一箇所に固まって咲いているのなら、僕らだけで何とかなるんだけれど、不特定多数の場所に咲き始めてしまうと、僕らだけでは無理なんです。動物には、僕らの仲間達がみんなで協力して、レッドポイズンを見つけたら、触ることも、食べることもしてはいけないと、連絡しあっているんだけれど、人間には伝えることが出来なくて、それで隊長さんにお願いしたいんです。人間に伝えて欲しいんです、このことを』って、僕が言うと
『いったい、どうして、そんな絶滅してしまった花が、また』って、隊長さんがブツブツとそして
『あぁ、分かった。しかし、どうやって』って、隊長さん
『隊長さん、この前、テレビに出ていたじゃないですか。テレビでみんなに伝えて欲しいんです』って、アッちゃん
『新聞にも載せてもらいたいし、ラジオとか、ネットとか、何でもいいんです。みんなに伝われば』って、リッちゃん
『隅々まで、ホームレスの人なんかにも伝わるように、特に子供は公園なんかで遊ぶことが多いし』って、空君
『隊長さん、みんなを守って』って、愛ちゃん
続きはまた![]()