隊長さんは、みんなの自己紹介が終り、最後の愛ちゃんの隊長さんは優しいのに、ちょっとドギマギしながら、自分も自己紹介を
『レスキュー隊の隊長をしています、宇野正義です。おじさんは、自分で言うのもなんだけれど、優しいと思うよ』って、少し緊張しながら、そして照れながら言った。
『あの、隊長さんは、猫や犬が来るとは思っていなかったんでしょうね。そして、僕たちが言葉を話すなんて、想像していなかったみたいですね、驚かせてごめんなさい。でも、、こんなことは、たいした問題でもなんでもないんです。単純に、猫が犬が人間の言葉を、話しているというだけの事なんですから』って、僕が言うと、隊長さんは、そうかなーぁという半分納得できていない顔をしている。
『言葉なんか、関係ないんです。心です』って、アッちゃんが、不器用に自分の胸をトントンと手でたたきながら、言うと、
『心』って、隊長さん
『そう、ハート』って、愛ちゃんが、小さな手でハートを作って
『言葉に付いてはそれくらいで、僕らが隊長さんのところに来たのは、お願いがあってなんです』って、僕
『あっ、ちょっと、待って欲しいんだ。私から、一つだけ質問があるんだけれど、いいかな』って、隊長さん
『なんです。僕らに分かることなら、何でも』って、リッちゃん
『一体、君達は何者で、どこから来たんだ。それと、ここ最近のゲリラ豪雨と何か関係があるのかな』って
『隊長さん、質問が一つじゃない』って、空君が笑いながら
『空君、駄目だよ。隊長さんだって、得体の知れない僕らを前にしているんだから、いっぱい聞きたいことがあるんだよ。そうですよね』って、リッちゃん
『僕らが何者かと言うと、リッチは僕の弟でこの地上に住民です。僕、アルフ、空君、愛ちゃんは、以前は地上の住民でした。今は天界の住民です、僕らはそれぞれ蝋燭の炎を、最後まで燃やし尽くした者もいれば、他人の手で無理矢理炎を消された者もいます。でも、僕らは地上の世界を愛しています。この世界には、色々な思いがあります、いい思い出も、悪い思いでも、その全てを僕らか愛しています。そう、僕らが何者かですよね、分かり易く言うとゴーストってとこかな。リッちゃんは、僕らとこうして行動を共にしている時は、幽体離脱をしています。実際は、老犬なんで動きは鈍いです。僕らが、こうして地上に来たのには、色々と事情があるのですが、第一の目的は、モンスターから地上の世界を守るためです。モンスターは、色々なものに姿を変えます。人間が気がつかないだけで、山の中に住みついたり、動物になったり、人間にも、少し前のことだから、記憶にあると思いますが、カラスとハトの大群、あれもモンスターの仕業です。多分、ゲリラ豪雨も、まだはっきりとしませんが、きっとモンスターの仕業だと思います。取りあえず、これまでは僕らだけで何とかなっていたんですが、ちょっと厄介なことがおきつつあるんです。それで、この前、実君を助けた時に、隊長さんが雨の中のトンネルのことや、目に見えない僕らの気をなんとなく感じていたから、隊長さんなら、僕らのことを理解してくれるんじゃないかなって思ったんです』って、僕が言うと
『 君たちは、ラブラドールのリッチ君を除くとみんな、そのゴーストってことは』って、隊長さん
『うん、お化けって言うんだよ。でもね、愛ちゃんたちは、自分たちのこと、お星様になったって思っているんだよ。今度、気を付けて見ていて、誰かが蝋燭の炎を燃え尽きた時に、夜空を見ると一つお星様が増えているから。そうしたら、それがその人なの、だから何時でも会えるの、夜空を見ると』って、愛ちゃん
『そうか、星が増えるんだね。良いことを教えてもらった』って、隊長さんが、そして
『幽体離脱って言うのも、最近はコントにあるけれど』って、隊長さん
『始めは、大変だったけれど、今は、こうして離れていても寝返りを打ったりできるんだ。ずっと同じ体勢でいると、お父さんやお母さんが変に思うから』って、リッちゃが言うと隊長さんは、あーって妙に納得したと言う顔をしていた。
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