僕らは、実君に、隊長さんに電話連絡を、入れてもらうことにした。何しろ、僕らは地上の住民ではないから、突然脅かしてしまうのも気が引けたし、もしかすると、隊長さんと全く接触できない可能性もあるから。それで、電話でこんな感じでいて欲しいと伝えてもらった。それは、

『こんにちわ、僕、この前のゲリラ豪雨の時にお世話になった、実です。あの、これから、僕の話すことは、大人の人からすると、子供の御伽話見たいに聞こえるかもしれないんですが、電話を切らずに最後まで聞いてください、本当のことなんです。この前、隊長さんが僕の家に来て、僕に聞いていましたよね。僕は、何も変わったことは起きていないって言いましたけれど、あの日も、隊長さんが僕の家に来て僕の部屋で話をしたときに、僕の周りには僕の友達が居たんです。隊長さんには、見えなかったんですが、あっ、そうそう、隊長さん足を蹴られたでしょ、あの時のこと、覚えていますか。あれ、僕の友達の一人がしたんです、ちょっと悪戯な子なんです。あの、僕の友達が、隊長さんに話したいことがあるから、って言っているんです。で、問題は、隊長さんに僕の友達の姿や声が聞こえるようにするには、隊長さんの心がとても大事なんです。友達が言うには、隊長さんには、他の大人の人とは違ってピュアな心がいっぱい残って居るそうです。でも、もっともっとなんにでも心を開いていて欲しいんだって、そうしたら僕の友達の姿を隊長さんが見ることが出来るって、言っています。隊長さん、僕が今話したこと、信じてくれますか』って、実君が言うと、隊長さんは一瞬声につまり

『ううう、あまりに突然で、少し驚いているよ。近いうちに実君から、連絡があるような気はしていたんだけれど、そういう話だとは思いもよらなくて、驚いているよ。隊長さんは、実君の友達が言うほど、ピュアじゃないと思う、仕事柄、何でも疑うし、でも、実君の部屋で足を蹴られてことはしっかりと覚えているよ。どうしても、納得が行かなくてね、そういうことだったんだ。じゃあ、あの日、あの部屋にいたのは、私の足を蹴ったその悪戯好きの友達のほかにも、何人かいたんだよね』って、隊長さん

『ええ、そうです。すごいです、隊長さん、大丈夫ですよ。みんなのこと、ちゃんと見て話がきっと出来ますよ』って、実君が言うと、隊長さんは嬉しそうな声で

『実君の友達には、隊長さんも聞きたいことがあるんだよ、いや、良かった。どうも気になることがあると、なかなか眠れなくてね。本当に、良かった』って、隊長さん。

『すぐに、そちらに向かうそうです。ぼく、後からまた、電話をします』って、実君は携帯の電話を切る。

『あっ、実君、友達に待っていますと、伝えておいて欲しい』って、言って隊長さんも電話を切った。

僕らは、実君にお礼を言って、実君、信長さん、小町ちゃんと別れた。別れ際に

『こまちゃん、きれいなお花には、気を付けて、こまちゃんは子供だから、なんにでも興味があるだろうけれど、実君や信長さんの言うことを聞いてね』って、僕

『そうよ、こまちゃん』って、愛ちゃんがお姉さんぶって

『実君、僕たち友達だから、何かあったら話してね』って、空君が、そして、みんなで

『僕ら、みんな友達だよ』って、別れた。


続きはまた天使