『アッちゃんと愛ちゃんが帰ってきたし、リッちゃんは準備がOKだから、実君の家に出発しよう』って、僕

『えっ、実君、学校だよ』って、空君が言うと、僕とアツちゃんとリッちゃんは、声を合わせて

『今は、土曜日は学校がお休みなんだ』って、言う

『僕が、地上の住民だったころは、土曜日はまだお休みじゃなかったと思う』って、空君

『フフフ、空君も知らないことがある』って、愛ちゃんが嬉しそうに

僕らは、実君の家を目指して出発する。公園の上を通ったら、カラスの死骸を数人の人が取り囲んで、何か騒いでいる感じだ。それは、サブさんと夢ちゃんに、お願いということで。

『元ちゃん、レッドポイズン、ここの公園だけじゃないかもしれないね。もう、いろんな所に咲いているかも知れない。サブさんや夢ちゃんの話を聞いていたら、僕、そんな気がしてきて、考えたくないんだけれど、悪いことしか浮かばなくて』って、アッちゃんが

『うん、カラスさん達が食べたレッドポイズンは、山の公園に咲いていたのじゃないような気がするね。勿論、砂場の公園のでもないと、僕も思う。カラスさんは、どこか他の場所に咲いていた、レッドポイズンを銜えてきて、山の公園で食べているところを、他のカラスに見られたんだと思う。もしかすると、他の場所では、カラス以外の動物も亡くなっているかもしれない。あと、山の公園のなくなっていた一本、気になるね』って、僕

『それと、夢ちゃんの目はどんな感じだった』って、僕が聞くと

『うん、何も問題なく、よく見えているみたいだったよ。きれいな目をしている、夢ちゃんは、辛かったことを感じさせないような、すてきな猫さんだね』って、アッちゃんが

『サブさんと夢ちゃんは、いろいろなものを繋いでくれると思う。当然、あの二人は赤い糸で結ばれているんだけれど』って、僕は少し赤い顔をして言うと

『元ちゃん、なんか照れているし、可愛い』って、リッちゃんの背中で愛ちゃんが、僕をひやかした。

大人気ないけど、僕は、愛ちゃんの言葉を無視した。それは、みんなにも通じたらしく、クスクスと笑っている。僕は、それも無視して

『もうそろそろ、実君の家が見えてくる』と言って、話題を変えることに

『学校が休みでも、実君、家にいるのかな。お父さんやお母さんと出かけているとか』って、空君が

『わかんないけれど、とにかく行ってみなくちゃ』って、リッちゃんが

『多分居るような気がする。夏休みが終わって、そんなに日が経っていないから』って、アッちゃんが意味なく言い切ったので、僕らは、なんだかそんな気がしてきた。

僕たちに、最初に気が付いたのは、愛ちゃんお気に入りの小町ちゃんだ、ワンワンと言いながら僕たちを歓迎してくれた。すぐに、信長さんも実君も、僕らに気が付いた。でも、小町ちゃんが突然吠えたので、実君のお父さんとお母さんが、何事とびっくりして、

『小町、どうしたの、突然吠えたりして』って、言うと

『小町、散歩に行きたいのかな、僕二人と散歩に行って来るね』って、実君、回転が速い。

『気を付けてね。あまり遠くへは、行かないのよ』って、お母さん

『うん、分かっている。公園に行ってくる』って、実君

僕らは、実君と、信長さん、小町ちゃんについて、実君がお気に入りの公園にある秘密の場所に。

『ここ、僕が信長と見つけた場所なんだ』って、ちょっと誇らしげに、確かにいい場所だ。

『うん、ここ良い場所だね。公園の中に、こんな場所があるんだ』って、目を輝かせながら、空君が

『でも、愛ちゃん、地上の住民だったら、小さいからここまで上がってこれなかったね』って、愛ちゃん

『僕に、何か用なの』って、実君が

僕らは、実君にレッドポイズンのことをかいつまんで話した。この話は、信長さんも小町ちゃんも聞いていて、信長さんが、

『僕も出来るだけ、散歩仲間に伝えます。ここの公園では、まだ話の赤い花は、見ていないなぁ。小町はどうだ』って、信長さん

『見ていないよ。赤くて可愛いお花だったら、こまちゃん気が付くもの』って、

『それで、実君に教えてもらいたいことがあるんだ。レスキューの隊長さんの名前と住所をね』って、僕


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