サブさんも夢ちゃんも、周りのことを気にしている余裕がなくなっていた。山の公園で、カラスが3羽なくなっていたんだ、おそらくレッドポイズンを、口にしことは間違いなさそうだから、とにかく、僕らに知らせなくてはと思っていたら、リッちゃんを見つけたらしい。アッちゃんも愛ちゃんも一緒だから、僕や空君も一緒だと思ったみたいだ。
だから、第一声は
『あれ、元気さんは、それに空君もいないですね。どうしたんですか』って、サブさん
『元ちゃんと空君は、家でお留守番』って、愛ちゃんが言うと、サブさんが
『そうですか、もう、知っていますよね。カラスが3羽、山の公園で死んでいたの。どうやらレッドポイズンらしいんです。僕、カラスとハトの親子と何度か話すことがあって、顔見知りなんです。そのカラスのお母さんから、聞いたんですが、亡くなったカラスがどうやら真っ赤な花を食べていたらしいって、他のカラスから聞いたといっていたんです。やっぱり、一本折られていたのは、人間ではなくてカラスだったのかな』って、サブさんが
『とにかく、今朝みんなと別れてから、僕と夢ちゃんは、自分たちの知っている限りの仲間には、レッドポイズンのことは連絡しました。連絡を受けた仲間は、また、それぞれの仲間に連絡するようになっています。少し、パニックになる可能性が、あるかもしれませんが、何とかなると思っているから』って、サブさん
『私も、色々と連絡を取りまくったの。二度と連絡を取るまいと、決めていた連中にも。緊急事態だから、それに、何か嫌がらせをされたら、サブちゃんが私のこと守ってくれるって、公園の仲間も、だから安心していいって』って、夢ちゃんが、澄んだ目をして言った。
『なんだか、訳の分からないことが、、最近多いですね』って、お父さんが言うと
『本当に、物騒ですよね。カラスは絶対に、何か毒でも入っている、餌を食べたんじゃないんですか』って、リッちゃんのお友達のお母さんが言う。このおばさんは、公園のことを、比較的何でも知っているんだ。
でも、さすがにレッドポイズンの事は知らないみたいだ。
『リッチ、何でも拾って食べるなよ。ポッキーも』って、お父さんがリッちゃんとリッちゃんのお友達に、リッちゃんは『えっ、僕ですか、僕は、そんなはしたないことは、しませんよ』って、顔をしているけれど
『リッチは、ちょっと目を放すと、口に入れるから』って、お父さん、リッちゃん、へこむ
『じゃあ、お互いに気を付けましょ』って、別れてリッちゃんとお父さんは家に。
アッちゃんと愛ちゃんは、残ってもう少し詳しい話を、サブさんと夢ちゃんから、聞いてから帰ることにする。
『山の公園で、カラスの死骸って、昨日は気が付かなかったね。もしかすると、亡くなるまでに時間がかかるのかもしれない。亡くなったカラスさん達が、苦しまなかったことを祈るよ』って、アッちゃん
『もしかすると、私達が気が付いていない場所に、すでに咲いているのかもしれない』って、夢ちゃんが
『サブさん、何か気になることがあるの』って、アッちゃんが聞くと
『あの、きれいに折られていたレッドポイズンは、やっぱり人間じゃないのかな。思いたくないけれど、カラスは違うレッドポイズンを食べたんじゃないのかな。だって、今朝、僕と夢ちゃんは、みんなと別れてから、砂場の公園と山の公園を、見回ったんだけどそのときは、カラスの死骸はなかった。ねぇ、夢ちゃん』って、サブさんが言うと、夢ちゃんも、考えながら
『ええ、なかった』
『カラスさんは、どこでも飛べちゃうから』って、愛ちゃんが
『そう。だから、最悪なんだ。サブさん、夢ちゃん、いろんな動物にも伝えて、絶対に』って、アッちゃんが
『触っちゃいけない、食べちゃいけない』って、サブさんと夢ちゃん
『僕らは、人間に何とか伝えなくてはいけない。愛ちゃん、帰るよ。サブさん、夢ちゃん、また』って、言って別れた。
アッちゃんと愛ちゃんが、帰ってきた。その間に、僕と空君は、リッちゃんから簡単に話は聞いていた。そして、リッちゃんは朝ごはんをすませておやつももらい、腹ごしらえをすませていつでも出発できるように。
『空君、実君のことは、隊長さんに会ってからになりそうだね』って、僕
『うん、しょうがないよね、優先順位っていうの。でも、僕、少しでも早くに聞けるようにする。いいでしょ』って
『うん、それは、空君に任せる。でも、話の過程は、ちゃんと僕にするんだよ』って、僕
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