『良かった。夢ちゃんの目が、見えるようになって、僕、正直言って自信がなかったんだ。リッちゃんは、僕には出来るなんて言ったけれど、リッちゃんだって確信はなかったんだろう。でも、みんなの心が、天に届いたんだ。夢ちゃん、これから、いっぱいいろんな物を見るようになるかも知れない、見たくないようなものも。けど、それは夢ちゃんに与えられた、プレゼントだと思って、他の猫さんには出来ないことだから。そして、なんでもサブさんに話して、サブさんは何時だって夢ちゃんを守ってくれるよ。サブさんは、夢ちゃんのナイトだから 、ねぇ、サブさん』って、僕が言うと、サブさんは顔を真っ赤にして、とは言え毛で見えないんだけれど
『う、うん、僕は夢ちゃんを守るよ。僕にとって、夢ちゃんは、大切な猫だから。僕は、本当は強くはないけれど、夢ちゃんが居るから強くなれて、本当は正義感だってないけれど、夢ちゃんが居るからまっすぐに生きる猫であろうとしているんだ。僕、以前はかなりやんちゃな猫だったから』って、サブさんは、照れ笑いしながら
『そうか、サブさん、以前は公園でブイブイ言わせていたんだ。僕はそんなときに、サブさんに会わなくて良かった。あ、元ちゃん、さっきの確信の話だけれど、僕は自信があったよ。よく解んないんだけれど、あの時、僕だけが見たんだと思うけれど、天から元ちゃんにだけ一本細い光が射してきたんだ。本当に細い光が、そうしたら、僕の口が自然に、動き出して言っていたんだ。だから、僕の声を、僕自身は遠くで聞いていたんだ、だから偶然ではなくて、しつぜんだったんだ』って、リッちゃんが、そして
『でもね、僕が思っていたのは、元ちゃんは夢ちゃんの目だけが、治せるんだと思っていたんだ。まさか、耳も治してしまうとは思っていなかった。元ちゃん、すごいよ』って、リッちゃん
『私、信じられない、お母さんが亡くなって、一人になってこの公園で落ち着いてからの事も、夢見たいだっだのに。私、猫にも犬にも人間にも、そして他の動物にも、ずっと裏切られてきたの。だから、、今ここにいる自分が、あまりにも幸せで、また、目が見えるようになるなんて、そして私、忘れていたの自分の耳が噛み切られていたこと。私、一生懸命、いろんなものを見て、いろんなことを聞いて、元気さんたちのお役に立ちます。ねぇ、サブちゃん』って、夢ちゃん
『そんなに、力入れなくてもいいんだよ。夢ちゃんは、夢ちゃんでいればいいんだ。きっと、いつもの通りにいろんなものを見ているなかに、レッドポイズンがあったりすると思うから。また、見つけたら僕らに教えて、絶対に二人とも触っちゃ駄目だよ。これは、約束だよ』って、僕
『分かった、絶対に触ったりしないから、僕も夢ちゃんも、ねぇ』って、サブさんは夢ちゃんを見た。夢ちゃんは、ニッコリとうなづいた。
『愛ちゃん、良かったね、ほっとした、夢ちゃんの目が見えるようになって。愛ちゃんには、一人ぽっちでいたときの夢ちゃんが、見えていたんじゃないのかな。だから、赤色が気になったんじゃないの』って、アッちゃん
『うーん、どうかな、愛ちゃんにも、よく解んないよ』って、愛ちゃん
『そろそろ帰らなくちゃいけないよ』って、空君が
『夢ちゃんを、膝からおろすと、もう夢ちゃんは、愛ちゃんたちのこと見えないの、声も聞こえなくなっちゃうの』って、愛ちゃんがつまらなそうに聞いた。
『愛ちゃん、夢ちゃんの目は良く見えるようになったんだよ。そして、耳も良く聞こえるようになったんだよ』って、リッちゃんが、意味ありげに言うと
『そうか、そうだよね。悪いところが治ったんだから、愛ちゃん、大丈夫だよ』って、空君が
『ワー、やった。じゃ、リッちゃんの散歩にくっつて来たら、夢ちゃん、愛ちゃんを捜してね』って、愛ちゃん
『私、見えている、愛ちゃんの膝からおりても、みんなが。すぐに見つけるね』って、夢ちゃん
僕とアッちゃんとリッちゃんは、愛ちゃんと空君、それにサブさんに夢ちゃんを見ていたら、めちゃくちゃ幸せな気持ちになった。こんな、幸せな気持ちが、永遠に続くといいのにって
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