『本当だ、元ちゃんのお母さんとアッちゃんのお母さんが、サブさんを指差して何か言っている』って、愛ちゃん
『陽子ちゃんの横で、リッちゃんがサブさんに、なんだかごめんねって言っているみたいだ』って、アッちゃん
『しょうがないな、あの二人は。近くまで行ってみよう、サブさんにどんなことを話しているのかな。絶対にどっちかが、サブさんになって話をしているんだよ。僕が知っている、お母さんとれいちゃんは』って、僕が言うと
『あー、それ、僕も知っているよ。よく、やっていた。お母さん、時々自分と僕を一人二役していた』って、アッちゃんが言うと、僕もうんうんって首が思わず動いた。
やっている、どうやら、今、サブさんを見つけたばかりみたいだ。
『こんにちわ、はじめまして、リッちゃんのお母さんです、宜しく』って、お母さん
『こんにちわ、はじめまして、リッちゃんのおばです、宜しく』って、れいちゃん
『あぁ、こんにちわ、はじめまして、こちらこそ宜しく、そちらの犬さんがリッちゃんですか。自分は、えーと名前なんにする』って、お母さん
『そうだよね、ねぇ、猫さん、名前どんなのがいい』って、れいちゃんとお母さんがサブさんの方を見た。
『僕、サブです』って、二人の口から、自然に出てきた。あまりに自然だったので、
『そう、サブ、サブさんよ。この猫さんの名前は』って、二人
『ねぇ、サブさんって、ただの猫さんじゃないでしょう。この前のカラスとハトの騒動の時、なんか関係していなかった。なんて言うか、窓から見ていたんだけれど、ここらの動物を仕切っていなかった。それも、人間を警戒するように、どう、あたりでしょ』って、お母さん
『いや、まいったなぁ。見ている人がいたなんて、気が付きませんでした。僕なんか、たいした力はもっていないんです。ただ、ここの公園で、こうしてのんびり暮らしていければと、常々思っているだけです』って、サブさんになりきっている、れいちゃんが
『一つ聞きたいことがあるんですが、あの騒動以来、カラスとハトの親子みたいな関係の二人を見かけるんですけど、何かご存知ですか』って、お母さん
『アッ、あれ、本当だ。カラスとハト、本当の親子みたい。そう、そうよ、えーと、あの騒動で、子供を亡くしたカラスが、親を亡くしたハトを引き取って育てているんです。人間の世界では、なかなかないでしょう。カラスとハトは、基本的にそんなに仲良しというわけではないですから、人間で言うと、西と東、ここまでは行かないにしても。でも、あの二羽は、お互いをいたわりあって、実にいい親子です』って、サブさんになりきったれいちゃんが
『ねぇ、どう思う。このサブさん、ただの猫ではなさそうでしょ』って、お母さん
『ちょっと、顔とか可愛いよね。幾つくらいかしら』って、れいちゃん
『うん、幾つくらいかな、髭はピーンとしていて、まだ、3、4歳ってところかな』って、お母さん、二人してジロジロとサブさんを見ている。
サブさんの目にはお母さんたちの後ろにいる、僕らが目にはいってニッコリとした、また、それを見た二人は
『あ、見た、見た、今、絶対にニッコリとしたよね』って、リッちゃんが僕らに合図をして、お母さんを引っ張ると
『リッちゃん、分かった。今、行くから、引っ張らないで。じゃ、いきますか、サブさん、またね』って、言って、二人は、散歩の続きをはじめた。
『サブさん、すいません。あれ』って、そこまで僕が言ったら、
『リッちゃんを連れていた背の高い人が、元気さんのお母さんですね。そして』って、サブさんの言葉をさえぎるように、アッちゃんが
『背の低い方が、僕のお母さんなんです。のんびりしているところを、邪魔されたんでしょう。サブさんの所にくる前、オリーブさんの所にも行ったんです、あの二人。多分、これから時々、捜しますよあの二人はサブさんのこと、迷惑をおかけします』って、
『いえ、構わないです。楽しかったです。オリーブさんのところへ行かれたんですか』って、サブさん
『そう、オリーブさんには、ジュニアさんって言うそっくりな息子さんがいたの』って、愛ちゃん
『そうですよね、この前のパワー凄かったから、オリーブさんって、凄いって思っていたんです。じゃ二人でパワーを送っていたんですね』って、サブさん
『そうでした。ところで、サブさんのネットワークで、ノストラダムスの大予言って、知っている仲間がいないかな。ちょっと気になって、それじゃなければ、図書館に行ったことある仲間はいないかな』って、僕
『図書館なら一度、迷い込んだことがあります。そこの坂の途中の図書館、広いです。えーと何とかダムスの大予言って言うのは、分からないです。みんなに聞いておきます』ってサブさん
『お願いします。僕の家、あそこだから』って、僕
サブさんとは、『じゃ、また』って、別れた。
空君がチラッをサブさんを振り返る、サブさんの横に可愛い女の子の猫さんが
『見て、サブさん!ガールフレンドと一緒』って
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