お母さんたちが、引き揚げるとオリーブさんもジュニアさんも
『さぁ、二人とも中に入って』って、おばさんに言われて家の中に、僕らも失礼しますって感じで、お邪魔する。
おばさんは、オリーブさんとジュニアさんをお座りさせて
『はい』って、言って、リッちゃんが大好きなアボのアクティブケアのビスケットを。二人は、僕らのことを少し気にしながら、食べ始めた。二人がビスケットを、食べ終わるとおばさんは、キッチンへ。
おちついたところで、僕らは、改めてお互いの自己紹介をする。僕らは、みんな個性があるから間違えられるようなことはないけれど、オリーブさんとジュニアさん二人に関しては、首輪のラインの色を聞いていなければ、オリーブさんとオリーブジュニアさんの区別はつかなくなりそうだ。僕は、基本的に話をする時、相手の目を見るんだけれど、オリーブさんとジュニアさんの場合は、どちらかと言うと視線が目から首に下がっていたと思う。多分、みんなもそうだったと思う。そんな僕らに対して、オリーブさんとジュニアさんは慣れているらしく、
『僕ら親子は、首を見られて話をされるのに慣れていますから、気にしないでください。僕らのお母さんが、もっと区別しやすいようにするといいんですが、何しろ、みんなが「えっ」って言う顔をするのを見るのが好きなものですから』って、オリーブさんが言うと
『似たようなお母さん達のようでしたから、お互いに』って、アッちゃんが笑いながら
『オリーブさんもジュニアさんも、大きいね。二人ともオリーブが大好きなの。ねぇねぇ、あの木がオリーブの木なの』って、愛ちゃんが
『そうだよ。丁度、今がその時期の始まりなんだよ。実が落ちると、それを僕とジュニアが、おやつ代わりに食べるんだ。私がこの家に来た時もそうでした、そしてジュニアが生まれたときも』って、オリーブさんが懐かしそうに
『へー、そうなんですか、もしかすると、偶然というわけではないかもしれない、きっといつかこんな日が来ることを、予測していた人がいたのかもしれない』って、アッちゃん
『そうだ、ずっと昔に何とかの大予言って言うのがあったから、僕なんか聞いたことがある』って、空君
『多分、空君が言いたいのは、ノストラダムスの大予言だと思うよ』って、僕
『そうそう、でも、どんなことが書いてあるのかは、知らないけれど』って、空君
『僕も、それはそうとみんな、好きなものの好みは色々だね、僕は、実じゃなくてオイルの方が好きです。アッちゃんやリッちゃんは、きっと実のほうが好きそうだね』って、僕が言うと、ジュニアさんは不思議そうに僕の顔を見て
『猫さんって、オリーブオイルが好きなんですか。僕は魚が好きなんだと思っていました』って
『昔から、猫は油が好きなんだよ。因みに魚は、焼き魚しか食べないんだ、僕は』って、僕は教えてあげる。
『ところで、あの日は本当にありがとうございました。二人の協力がなかったら、こんなにのんびりとはしていられなかったと思います』って、僕
『そう、オリーブの威力はすごかったもの。僕は、パチンコの弾にオリーブの実を使ったんだけれど、そりゃうすごかった』って、空君が言うと
『愛ちゃんの、ブーメランだって、オリーブの力でパワーアップしたんだよ』って、愛ちゃん
『それは良かった。僕らは、ただ空に向かって、気を送っていただけなんですが。強いて言えば、祈りながらって言うか、ハトさん達に最初は攻撃をしないようにって、それから、静かに目を閉じて休んでいてくださいと、大人より子供の方が大変だったかな』って、オリーブさん
『そう、子供は、言うことを聞いてくれそうで、なかなか聞かないんです。反抗期の子が小さい子を先導するんです。言うことを聞くなって、モンスターの言うことは、すぐに聞いたのか、ちょっと疑問です』って、ジュニアさん。
『なんか、おかしい。ハトさんにも反抗期ってあるんだ』って、空君
『そう、何の世界も同じだよ。ジュニアにも反抗期はあったから』って、オリーブさんが言うと
ジュニアさんは、多分顔を赤くしていたと思う
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