『五郎さん、知っていることだけでいいんです。どうして、助けを拒否しているのか、さっき、実君の家庭が複雑って言っていたけれど』って、僕が聞くと
『詳しくは分からないんですが、4、5日前の散歩の時に、信長と小町を連れて散歩している実君と会ったんです。いつもは実君、僕を見ると五郎って名前を呼びながら頭や体を撫でて、ポケットからジャーキーを出して、僕のお母さんに五郎にあげて良いですかって、聞いてくれるんです。たまに忘れている時は、僕がおねだりをするんですが、その日はジャーキーを忘れていたとか言う問題ではなくて、僕やお母さんのことにも気がつかなくて、五郎と小町が急に止まって、それでやっと僕らに気が付いたんです。その時の様子は、本当に変でした。何か思いつめているようで、なんて言うか、子供の顔ではありませんでした。急に年を取ってしまったような、僕は信長に聞いたんです。実君どうしちゃったのって、そうしたら実君のお父さんとお母さん、あー、信長たち親子の飼い主さんですが、離婚するということなんです。それで、離婚した場合実君は、お父さんが引き取ってお父さんの実家でおじいさんとおばあさんが育てるということらしいんです。実君は一人っ子で、淋しがるからといって信長が飼われて、実君の希望で子供を持つことになったって言ってました。お父さんの実家は田舎だそうですから、信長たちも一緒に行くらしいんですが、信長が言うには、実君はお父さんとお母さんが離婚してしまうことが、嫌なんだと思うって言っていました。それとこれは、信長が実君から聞いたそうなんですが、何でも実君は、お父さんともお母さんとも、血縁関係がなうそうなんです』って、五郎さん
『それは、どういうことなんですか。仮に、実君のお父さんとお母さんが結婚する時に、どちらかの連れ子だとしても、どちらかとは親子になるんじゃないのかな』って、僕
『それがですね、実君はお父さんの連れ子なんですが、実君のお母さんと言う人は、実君を連れて今のお父さんと結婚したそうなんですが、お母さんは実君が小学校に入学した年に、病気で亡くなってしまったんだそうです。それで、お父さんが今のお母さんと結婚したそうです。だから、実君と血縁関係にある人は、誰もいないんです。でも、お父さんもお母さんも、すごく実君のことを可愛がってくれていたので、本当のお母さんが、亡くなってからも、実君は淋しいい思いをしていなかったって,信長が言っていました』って、五郎さん
『じゃあ、実君のお母さんのご両親は、実君にとってはおじいさんおばあさんにあたる人』って、実君を説得していた、アッちゃんが、僕と五郎さんの話は、みんなが聞いているから
『それは、ぼ、いえ、私も聞いたんです。普通は、本当のおじいさん、おばあさんが引き取るのではないかと思い、そうしたら実君の本当のお母さんのご両親は、お母さんが子供のときに亡くなっていて、お母さんは施設で育ったんだって、だからお父さんのご両親に預けられるらしいんです』って、五郎さん
『じゃあ、本当のお父さんは、どうしているの』って、愛ちゃんが
『そこまでは、分からないんです。でも、生きているみたいですが、お母さんがその人と離婚する時は、大変だったらしです、これ以上のことは』って、五郎さん
『実君は、お父さんのおじいさんとおばあさんには、可愛がられているの』って、リッちゃん
『さぁ、夏休みなんかには、信長も一緒にお父さんの実家の田舎には、行っているんですけれど、長くても一週間くらいですから、どうなんでしょう。ただ、お父さんがいい人だから、そのご両親だからいい人達だろうということくらいしか、言えないです』って、五郎さん
『でも、実君、本当に明るくていい子なんです。素直で、優しい子なんです。だから、血が繋がっていなくても、お父さんやお母さんに可愛がってもらっていたんです』って、五郎さん
『どうして、お父さんとお母さんは、離婚することになったんだろう』って、アッちゃん
『ねぇ、見て、あれ、実君のお父さんとお母さんじゃないのかな。すごく心配そうに、島の方を見ている。女の人、倒れてしまいすだよ』って、空君
『うん、きっと、お父さんとお母さんだよ。でも、この雨で実君からは見えないと思うよ』って、リッちゃん
『大体のことは、分かったから何とかなるよ、お父さんもお母さんも来てくれているし。五郎さん、お父さんとお母さんが来ていること、信長さんに伝えてください。そして、僕らがいることも』って、僕
『実君も信長さんも、小町ちゃんも、すごく疲れているように見えるよ、元ちゃん』って、愛ちゃんが
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