『リッちゃん、天使君のおでこの毛がピンクのお星様になっちゃったよ。これ、みんなに分かるよ』って、愛ちゃんが心配そうに

『うん、大丈夫だよ。薄い色だし、結構生まれた時には本当に薄くて出ていなかった色が、大人になって出てきたりするから、それに薄いし問題ないよ。今まで気が付かなかったんだくらいだよ』って、リッちゃんが

『さぁ、天使君、お姉さんのところへ』って、アッちゃんが言う

『天使君、その星は勝手に独りで何かしようとすると、淡いピンクがビビットなピンクになって、おでこをコン、コン、コンって打たれるよ。それは痛いからね』って、お姉さんの方へピョンピョンと嬉しそうに行く、天使君の後姿にリッちゃんは言う

『えっ、じゃあ、あの星って、孫悟空の頭にはめている「きんこ」みたいだね』って、空君が妙に嬉しそうに

ただし、そう言われた天使君的には、なんで痛くなるんだ、孫悟空ってなんだって、頭の中ははてなマークが一杯だった。

『あら、天ちゃん、おでこがなんか薄いピンクの星の模様が出来ている。ねぇ、お母さん、見て、天ちゃんのおでこ、こんな模様あったかな、全然気が付かなかった。お母さん知っていた』って愛美お姉さんが

『えー、なかったと思う、天ちゃんどうしたの。昼、夜知っていた』って、お母さん

『お母さん、いくらなんでも猫は、答えないでしょう』って、お姉さん

『まぁ、そりゃそうだけど、うーん、なかったよね。でも、可愛いじゃない、なんだか天ちゃんらしいし、星だよ、星』って、意味なくお母さんは、喜んでいるように見える。

『天ちゃん、私達も気が付かなかったわ。そんなところに模様があったなんて。フフフ、でも、可愛いわよ、天ちゃんは、我が家の黒一点だもの』って、昼お姉さんに夜お姉さん

『さぁ、帰ろう。天使君はここの家の人にも、先輩の猫さん達にも可愛がってもらっているし、心配ないよ』って、僕が言うと、アッちゃんも

『近くに、院長さんもいることだし、昼さん夜さんも何かあったら力を貸してくれるよ』って

『そうだよ、いつまでもお邪魔していると悪いから、帰ろう』って、リッちゃん

『うん、でも、もう一度だけ、愛ちゃん、天使君の頭を撫でてきたい、いいでしょ』って、愛ちゃん

『それで、終わりだよ。早く、撫でてきな』って、僕が言うと、何故か、愛ちゃんの後ろを空君とリッちゃんも、あー、じゃあ、僕らもって僕とアッちゃんも、そんなんで全員で、お姉さんに抱かれている天使君の頭をみんなで撫でて

『良い子でね』って、天使君は、何事もないような顔をしている、心の声で

『また、来てね。僕は、良い子にしているよ。みんなのこと、幸せにするし絶対』って

僕らは、天使君の家をあとにする。いつものように僕はアッちゃんの背中、空君と愛ちゃんはリッちゃんの背中で、並んで飛んでいる。

『ねぇ、リッちゃん、なんで天使君おでこに星のきんこなんかを付けたの』って、空君が

『天使君、まだ子供だけど、他の猫さんにない能力を持っている。けど、一人で暴走したらせっかくの能力を、駄目にしてしまいそうだから』って、リッちゃん

『駄目にするってことは、みんなを悲しませるようなことをしちゃ駄目って言っていたのったは、えーと、えーと、』って、愛ちゃんが難しい顔をしながら、言いよどんでいると

『そう、天使君、まだ危ういところがあるんだ。そんなところに、色んな声が聞こえてきて、それを自分でみんな抱えてしまったら、天使君は壊れてしまう。お姉さんを幸せにするんじゃなくて、悲しませてしまうことになる。とにかくあの星は、何かあったら僕に知らせてくれる。本当は、愛ちゃんに連絡してくれるといいんだけれど、ねぇ、愛ちゃん』って、リッちゃんが言うと

『うーん、そうだけれど、子供は子供なりに、色々と考えるのよ。ねぇ、空君』って、愛ちゃんは空君に

『うーん、言えるかも。大人の振りしたいし、それに、猫さんとか犬さんって4ヶ月くらいだと僕らより、年上なんだよね、僕んちのバナナがそうだった』って、空君が聞いてきた。


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