『天使君、院長のこと知っている。天使君が行く、病院の犬のゴールデンさんだけど』って、アッちゃんが聞くと
『うん、知っているよ。僕、院長さんに言われたんだ。天ちゃんは、まだ子供だからあまり感じていないかもしれないけれど、少しつづ大きくなりに連れて、色んな動物の声が聞こえてくるようになる。天ちゃんには、おじさんと同じ匂いがする。でも、怖がらなくてもいいんだよ、おじさんはここのいるから、いつでも、困ったことが起きたらここにお出でって。おじさんに会いたくなったら、どうすといいか分かるかなって、聞かれたから僕は、一杯ご飯を食べてお腹が痛くなるといいんだって、答えたら院長さんは笑っていたよ』って、天使君
『そうか、天使君も院長みたいに色々な声が、聞こえてくるようになるのか。今は、どうなの聞こえてくるの』って、僕が聞くと、天使君は首をかしげながら
『あー、聞こえるような聞こえないような、はっきりしないんだ。それに、動物なのか人間なのかも、分からないんだ。僕、おかしいの』って、天使君が眉間にしわを寄せて聞いてきた。
『心配ないよ。ただ、少しだけ他の猫さんや動物に比べると、特殊な能力を持っているんだ。だから、あの公園で僕らが見つけたんだと思う。いや、もしかしたら、天使君に僕らが呼ばれたのかもしれない』って、僕
『あー、それはあるかも。僕は、ずっと家で見ていたんだけれど、とにかく天使君と愛ちゃんの波長は、同じのような気がする。どう、愛ちゃん』って、リッちゃんが愛ちゃんに聞く
『分かんない。でも、あの時、天使君の飼い主さんは、絶対に愛ちゃんが決めなくてはいけないって、なんだか分かんないけれど愛ちゃん思ったの』って言うと
『そうそう、凄かった、愛ちゃんが決めるって』って、みんなで
『天使君、何かあったら、院長のところに連れて行ってもらうか、愛ちゃんにテレパシーを送るのよ。一生懸命捜すと、愛ちゃんと天使君のチャンネルが見つかるから』って、愛ちゃん
『なんか、愛ちゃん、弟が出来たみいただね』って、空君にひやかされて
『ふふーん、いいでしょ。元ちゃんの弟が犬のリッちゃんで、愛ちゃんの弟が猫の天使君でも』って、愛ちゃんが言うと、何を思ったのか空君は
『いいもん、じゃ、僕は、今日からアッちゃんの弟になるから』って、
『そう、空君も愛ちゃんも、僕の弟と妹だよ。元ちゃんの聞いてみれば、なんて言うか』って、アッちゃんが
『まったく、僕たちは、みんな兄妹で家族だよ』って、僕は笑いながら
『そうか、みんな兄妹で家族なんだ。じゃあ、お母さんも、愛美お姉ちゃんも、昼お姉ちゃんも、夜お姉ちゃんも』って、天使君が聞いてきた
『そうだよ。みんな家族で、みんな大事なんだよ。そしてどこかで、みんな繋がっているんだ。ただ、別々に生まれたり、天使君のように色んな声が聞こえるように生まれる子もいれば、そうじゃない子もいるんだ。僕たちは、何も聞こえないんだ。そして、リッちゃんは別にして、僕も、アッちゃんも空君も愛ちゃんも、今は天界の住民なんだよ』って、僕が言うと
『僕、時々一人ぽっちなのかって思っていたんだ。だって、僕、捨てられていたんでしょ』って、天使君
『違うよ、あのベンチのところにいたの、捨てられていたんじゃない、いたのよ』って、愛ちゃん
『まぁまぁ、天使君がみんなに可愛がってもらっているんだから』って、リッちゃん
『天使君、天使君は、お母さんとお姉さん、それに昼さんと夜さんのこと、大事にして。そして、みんなのこと約束どうりに、幸せにするんだよ。これは、忘れちゃ駄目だよ』って、僕
『お姉さんのことは、特に。これは、約束なんだよ』って、アッちゃんも
『うん、僕ね、それ覚えているよ』って、それまでの天使君の顔とは、違う顔で。
『あっ、もう、お母さんたちの片付けが終ったよ』って、空君
『じゃあ、僕らは行くよ。また、会いに来るよ』って、僕らが言う
『忘れずに、チャンネルを捜すのよ』って、愛ちゃん
『もし、誰かのSOSを叫んでいるのを聞いたら、院長か愛ちゃんに連絡するんだよ。一人で、動いちゃ駄目だよ。それは、みんなを不幸にするから』って、僕が言うと、リッちゃんがペンダントを開けて涙を一滴、天使君のおでこに、すると見る見る涙が星の形になり、星の形になったところの毛の色だけが、よく見ると淡いピンクに変わっていた。丁度その時
『昼、夜、天ちゃん、片付けが終ったよ』って、愛美お姉さんの声が
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