今は、機械のモンスター3のプログラムを無視して、じっと前を見つめているモンスターハトが、愛ちゃんに

『機械のモンスター3が入っている肺へ、君のような子供を連れて行くのは、私には出来ない。あそこは、危険だ。機械のモンスター3が、自分達の機械を置くために私の体に特別に作った場所なんだ』って、とてもさっきまでアッちゃんたちに、攻撃していたなんて想像できないように、優しい感じで言った。

『でもね、モンスターハトさんの肺の中には、元ちゃんがいるの、知っているでしょ。元ちゃん、モンスターハトさんとピンクさんを、それに生き物みんなのために、モンスターハトさんの肺の中で頑張っているんだ。きっと、愛ちゃんも元ちゃんの役に立つと思うんだ。元ちゃん、猫だから色々と不便なことがあると思うんだ。だから、モンスターハトさん、心配は要らないから、愛ちゃんを連れて行って』って、お願いする。

『猫か、そう、始まりは猫からだった。猫が私達を、いや。分かったよ、行こう。元ちゃんのいる肺に』って、何か言いたい気持ちを抑えるように、モンスターハトは愛ちゃんを、機械のモンスター3が入っている、元ちゃんがいる肺に案内してくれた。

そこでは、機械のモンスター3のモニターが誰も何もしていないのに、勝手にチカチカと色々に点滅しているって、愛ちゃんの目には映った。でも、機械のモンスターは3台とも、機械自体がモンスターなので勝手に動いているように見えていて、実際は自分達の意志で動いているんだ。だけど、始めてみると、えって感じかな。

そして、元ちゃんを見ると、絶対にグーにしか見えない手を、絶対にグーの手を一生懸命に広げて、ハァ、ハァ言いながらコードと戦っている元ちゃんがいた。肺の中は、元ちゃんがまき散らした毛がコードの上でパチパチと音を立てながら、燃えている。多分、元ちゃんは汗が出るのなら、汗だくなんだろうと愛ちゃんは思った。

『猫なんかに、私を壊せるわけがない』って、元ちゃんに機械のモンスター3が言っている。

『ふん、なんとでも言うがいいさ。今に壊してやる』って、元ちゃんの声も聞こえる。

愛ちゃんは、『やっぱり元ちゃん困っているでしょう』って、モンスターハトの心に言った。

音をたてずにというわけではないけれど愛ちゃんが、近づいても気が付かずに、僕は一生懸命に機械のモンスター3のコードと格闘していた。どうしても、僕の指ではバラバラにして、別々に繋げることができない。イライラしてくるし、機械のモンスター3は、そんな僕が見えている見たいに、声を掛けてくるしって思っていたら、

『元ちゃん、愛ちゃん、今、到着』って言いながら、僕の手からコードを取って、

『どうするといいの』って、愛ちゃんがニッコリと、僕は嬉しくて、嬉しくて、涙が出てきた。

『元ちゃん、泣いていないで、早く、どうするといいの教えて、愛ちゃん、言われた通りにするから』って

『うん、うん、僕、嬉しくて。えーと、この束になっているコードをバラバラに解いて、それから、黄色の一番細いコードと茶色の一番細いコードを、真ん中でカットして黄色のコードと茶色のコードを繋げて、二本出来た。それからピンクの一番太いコードとグリーンの一番太いコードをカットして、ピンクとグリーンのコードを繋げ手、そう二本。上手いよ、次はね、黄色と茶色の一番太いのをカットして、一本だけ黄色と茶色を繋いで、黄色のコードを機械のモンスター3の下に、丸い穴が開いているからそこに差し込んで、よしOK。茶色の残ったコードは、僕の毛で燃やすからいいよ』って、僕

『猫の手も借りたいって言うより、愛ちゃんの手も借りたいって、フ、フ、フ』って、愛ちゃんは自慢げだ。まぁ、しょうがない、どんなに頑張っても僕には、無理だったから

『確かに、ほら見て、僕の指ピーンって攣っているのがわかる』って、僕が言うと

『本当だ、可哀そう』って、そして

『元ちゃん、モンスターハトさんがここに連れて来てくれたの』って、愛ちゃん

『うん、分かっている、愛ちゃんを見たときに。良かった、ここの案内してくれたということは、モンスターハトさんは、僕らと一緒に機械のモンスター3達と戦ってくれるんですね。そして、みんなに元の平和を取り戻してくれるんですね』って、僕は言う。


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