僕は、何とか機械だけを粉々にして、モンスターハトの中から取り出すことは出来ないかを考えながら、コードを噛んでいた。

そんな時、なんか焦げ臭い臭いがするなって思って、後ろを見ると、僕の抜け毛が燃えている。多分、僕がさっき気合をいるる時に、耳をカシカシしたり、頭を振ったり体をブルブルってさせたときに、落ちた毛がコードの上で焦げているんだと思いながら、近寄って、よく見ると火は出ないんだけれど、じわじわとコードが燃えてプスプスと切れている。そうか、さっきまでは僕、コントロールルームの中でメロンの匂いに酔っていて、僕の持っている全ての力が威力を失っていたんだけれど、酔いがもう覚めたから、落ちている僕の毛にも、僕本来の力が伝わっていったんだと思う。そうだよ、僕の毛は凄いんだよ。肺のシャッターに穴を開けたのも僕の毛が燃えたからなのに、僕はすっかりを忘れていた。要するに、ここまで僕の思考回路を狂わせてしまうほど、メロンの匂いは凄い威力を持っていたんだとは言え、それが効くのは、おそらく僕だけなんだろうけれど。きっとこれだけ、僕を狂わせてしまう匂いを放つメロンは、食べたら絶対にグルグル喉が鳴ってしまうくらいに美味しいんだと思う。僕は、こんな時こんなところで自慢するのもなんだけれど、利き酒じゃないけれど、利きメロンに関してはかなりのものだと自負している。完璧に横道にそれてしまったんだけれど、元に戻すことにするね。

えーと、僕の毛、使えるって思ったんだ。ただ、ちょっと気になることが、一つだけあるんだ、それは、コントロールルームにある機械のモンスターを、僕の毛と液体窒素で粉々に、出来るということは分かったんだけれど、そうした場合に、モンスターハトとピンクのモンスターハトが生き残ることが出来るかなんだ。モンスターハトと機械のモンスターは、完全に繋がっているんだ、ピンクのモンスターハトと機械のモンスターは、コードは繋がっていないけれど、コードレスって言うか、リモコンって言うか、僕には良く解んないんだけれど、でもコントロールされているんだここから。

僕が、どうしたら言いか考えていたら、燃えているコードと繋がっている機械のモンスター1が

『おい、黙って見ていないで、何とかそっちで僕のコードの火を消してくれ、メインのコードをやられた』って、言うと

『待っていて、あなたのメインのコードは』って言って、隣の機械のモンスター2が、何か操作をしたみたいなんだけれど、どうも、その機械のモンスター2には、新たに入力することが出来ず、

『私には、あなたをバックアップすることが出来ない』って、するともう一台の機械のモンスター3が

『どうかな、これで快復できたと思うけれど』って、

『あぁ、上手く作動し始めた』って、機械のモンスター1が言う。

こんな会話を、三台の機械のモンスターがしているんだ。

僕はこの時、思ったんだ、三台の機械のモンスターのポジションがどういう風になっているのかっていうのは、話の内容からすると、こういうことになるのかな。

機械のモンスター1は、モンスターハトと繋がっている、機械のモンスター2は、ピンクのモンスターハトと繋がっている、そして機械のモンスター3はメインになるんだ。だから、機械のモンスター1をバックアップすることが出来たんだ。とにかく、ここまでは解ったんだけれど、何とか、機械のモンスターとモンスターハト達を切り離す事ができないかなんだ。

僕は、そのことを一番に考えながら、そこら中に毛をまき散らしながら歩き回り、機械のモンスター3の正面まで来て、モニターを見る。この時、当然、僕の毛が落ちているコードからは、煙が出ている。機械のモンスター達は、かなり忙しそうに燃えてしまったコードの修正に躍起になっている。

『お前のような猫が、私のことを見て何が解る』って、機械のモンスター3がイライラしている口調で言ってきた。

『解ったよ』って、僕が言うと

『何が解っただ、じゃ、何が解ったか言ってみろ』って、機械のモンスター3が

『そんな大事なことは言えるわけがない』って、僕。僕、本当に解ったんだ。どこを切り輪なすといいのか。


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