『えっ、今のあの凄いだみ声と言うか、あれ元ちゃんだったんだ』って、リッちゃんが
アッちゃんもリッちゃんも、耳はいいんだけれどとにかく今のここは、もの凄い状態になっているから、こうして話していると言うのは、怒鳴っているようなものなんだ。
『うん、そうだよ。僕が鳴いたんだ』って、僕が言うと
『凄い泣き声だった。けど、一瞬だったけれどカラスの動きは止まったよ。愛ちゃんも見た』って、愛ちゃん
『もっと、鳴いてみて、さっきみたいに』って、アッちゃん
『やってみるよ。ちゃんと見ていて』って、僕は言いながら鳴いてみる。
『ギャー、ギャー、ギャーオ』って、
『あー、す、すごい。オドオドしているカラスがいるよ。なんか、感じているんだ』って、空君はいいながら、パチンコを撃ち続けている。
アッちゃんとリッちゃんは、上手く隙間が出来たところを狙って、火炎放射器攻撃でモンスターが化けているカラスと攻撃している。
僕は、鳴くのと威力の弱い風を吹くのとを交互に、僕の威力のない風でも鳴き声で動きが緩慢になっているカラスには、それなりに威力を発揮している。でも、苦しくなってきた、いくら交互にとは言えずっと鳴いているって結構辛いんだ。くらくらしてくる。僕は、はっきり言って地上の住民だった頃、鳴くことは滅多にしかなかった、だって、お母さんやお父さんに用がある時は、手で足とか手をトントンってするといいし、リッちゃんとは阿吽の呼吸って奴かな、そんなんで、こんなに鳴いたのは、両方の世界でも始めて、そしてまだ鳴き続けなければいけないわけだから、僕は、僕は・・・
『元ちゃん、サブさん、たま子さん、ランさんに頼めないの。みんなに協力して、鳴いてもらってそのパワーを元ちゃんに送ってもらうって言うのできないのかな。そうしたら、もの凄いパワーのある鳴き声になるんじゃないかな』って、アッちゃんが
『そうだね、いい考えかも。色んな猫さんの鳴き声を、僕を通して一つにするんだ。凄いよ、上手く行ったら、騒音測定器のリミットを振り切っちゃうかも、僕、早速みんなに連絡してみる』って、僕
『アッちゃん、いいとこに気がついたね。もう、元ちゃん一人じゃ、死にそうだったもの、アッ、僕を除いてはみんな、すでに死んでいるんだ』って、リッちゃん
『どう、みんなに連絡が採れたの』って、空君
『天界の猫さんたちにも頼んだら、きっと協力してくれるよ』って、愛ちゃんが言う。
『そうだね、天界の猫さんたちにも、この際だからお願いしちゃおう』って、僕
天界の猫さんたちはミーコさんを通して、地上の猫さんたちはサブさん、たま子さん、ランさんたちを通して、
『分かった、すぐにみんなに連絡して鳴いてもらうよ。それを僕らが、私たちが中継して元気さんに送ります』って、すぐに返事が返ってきた、と同時に僕の体の中に色々な猫さんたちのパワーがどんどんと入ってくる。中には、僕には想像もできないくらいに大きな声で鳴く猫さんもいれば、僕みたいになかなか鳴かない子や、大きな声で鳴いたことのない子が、一生懸命に協力して鳴いてくれている。
みんなの願いを胸に泣いた、パワーをもらって最初の一鳴きは、鳴きではなく泣きかな。
もう、苦しくなんかない、どんどん大きな声で鳴ける、カラスがモンスターじゃない催眠術にかけれていたカラスが、少しつづ正気に返っていく、そしてバラバラと自分の住処に帰ろうとしている。
僕は鳴きながら、アッちゃん、リッちゃん、サブさんたちにテレパシーを送った。
『正気に返ったカラスが、自分の住処に帰るから、帰ったカラスを犬さんも猫さんも襲わないように、みんなに伝えて欲しい。彼らには罪はないから、自分達も何がなんだか解らないまま、ここから帰っていくんだから。お願いします、くれぐれも襲わないように』って
今は、それ以上テレパシーを送る力がもったいない。目指すは、巨大カラスのモンスター![]()
続きはまた![]()